スタッフの皆様、日生劇場の皆様へ 今井翼主演「音楽劇マリウス」
新橋演舞場斜め向かいのクリエから、こんにちは。桜も咲いたと云うのにお寒うございますね。
ええ、私はいつまで「音楽劇マリウス」について書くのでしょう?
舞台への思い入れは、翼くんへの好感(愛って書いて照れてやめた。)+フランス愛で成り立っているので、留まることを知らず。←今月のフィガロはパリ特集よ❤️翼くんのマリウスへの想いに及ばずとも遠からずだと思うわ❤️
⭐️ヘアメイク: 宮内宏明様、とアシスタントの皆様かな?
後半、マリウスがマルセーユに帰ってくる場面。漢マリウスの日は2日連続オールバック、その後はまた前髪半分上げて半分下ろしたスタイルになっていました。気づかなかった変化も沢山あると思います。
その日、演じるマリウスの方向性に合わせて翼くんと話し合ってヘアスタイルを作ってくださっていたのかなと思っていました。
前半の若々しさ、自由な自営の息子を表し、でも食品を扱っている清潔感のあるスタイル(下ろして良し、耳にかけて良しの今のスタイル大好き❤美容師さんにもお礼を申し上げたい。休演日明けに髪染めたか切ったかしたのかな?と思いましたが、気のせい?)、朝帰り後の毎回変わる寝癖ヘアと、劇中かなり細かく変えてくださっていましたよね。
ある程度、舞台で形をキープし続けなければいけない、でも固まり過ぎてはいけなくて加減が大変そう!!細やかに神経が行き届いたお仕事を見せて頂きました。
終盤のマリウスはなりふり構わない状態になるので前髪が顔を覆ってしまい、表情が見えなくなることもありましたが、そのあたりも毎回、微調整してくださっていたのでしょう。
オノリーヌのふんわりバン(夜会巻き?)もとっても可愛いかった⭐️
ヘアメイクの皆様方には頭の下がる思いです。
⭐️衣装: 前田文子様はじめ、衣装、衣装製作の皆様
大好き❤️特に女性の衣装は可愛いかった〜❤️
オノリーヌとファニーは、サボ(木靴。というか木のサンダル。)履いてたりしましたね。
2人の衣装のフォルムは、基本、フィット&フレアーだったと思うのですが、普段着感、開放感があって良かったです⭐️フィット&フレアーはクラシックで女の子を可愛く見せるし、着ている方も動きやすくて楽なのです。
昨日たまたま、1930年代のイギリス上流階級のドラマ(ポワロ)を少し観ていて、「やっぱり、港町の庶民とは全然違うわよね…。」と思いました。
オノリーヌの小花柄ワンピにエプロン、平たい大きなポシェット(刺繍かアップリケか何かで凄く可愛かった❤️)、ふんわりスカートにサボのフォルムが、ムーミンの挿し絵、ヤンソンさんのイラスト版に出てくるキャラクターのようで、大好きで小躍りしていました❤️
ファニーの肩出しchemisette blancheは(「似合うじゃないか、そのシュミゼット。」「シュミゼットの中身が見たいんじゃなーいの?」)、昔あんな感じのを持っていて(ヌーブラ登場前の時代なので、乳バンドはストラップレスのモカ⭐️1931年にストラップレスの乳バンドはあったのかしら?コルセット文化があったから、ストラップの付いた乳バンドが世に出た方が後だったのかしら。)、まさにミモレ丈のフレアースカートに籠バッグを持って闊歩していた私にはどストライクでした。(ええ、リセエンヌ推し時代のOlive読者です。バルドーに憧れたわ❤️少女時代。)
ヴィオレ(ビオレ?)を買いにくるご婦人とchaperonの身なりの違い、明るくてお金持ちそうなクロディーヌおばちゃんも大好き!
他にも階級差を表す衣装がふんだんにありました。ジプシーと呼べばいいのか、ロマなのか分かりませんが、それだけはジプシーを知らないので分かりませんでした。
衣装は役の印象に大きな影響を与えますね。大成功だったんじゃないかな?「可愛かった。」「大好き。」ばかりで語彙が貧困で申し訳ないですが、大好きでした❤️
⭐️美術: 金井勇一郎様はじめ大道具さん、小道具さん、と皆様
Bar de la marineのセット凄かった⭐️階段、カウンターから飾りのポスター?等、細部にわたるまで作り込んであって…。お家1軒の半分建てた感じでしょうか?
正面、中央ブロックから観てもその凄さは分かりますが、下手端から観た時には更に「おおっ!」と感動しました。Barの外壁、玄関が視界に入ってきて、でも、店内もよく見える(マリウスは2回消えましたが。)。
2Dの世界から、一気に物語までもが立体的に見えるのです⭐️
日生劇場の座席配置もお考えになって、設計なさっているのですよね?理系のお仕事だ(O_O)と感に堪えました。
⭐️音楽: 長谷川雅大様、中島千絵様はじめ皆様
柔らかな光に照らされながら緞帳が上がり、テーマ曲?が流れる中、御簾の向こうに椅子で眠りこけるセザール父ちゃんが見える。その光景が大好きでした。
「音楽劇マリウス」の音楽は、全部大好き❤️私は先日、人2人しか入らない小さなATMで「さ よーおーならー♪」と歌ってしまうというミスを犯し、思わず背後を振り返りました。翼くんファンの頭の中でもエンドレスで、マリウスの音楽が鳴っているようですよ。
是非、サントラが欲しいです❤️
舞台上で最もお美しいわ❤️と、うっとりしていたのは中島千絵さんです。舞台の奥を覗きこんで、中島さんはじめ楽器を演奏なさる皆様もよく見ていました。
⭐️日生劇場の皆様
昔からいらっしゃると思しき方々は、和光さんのように丁寧で気持ちの良い接客、ご対応でした。
1度だけチケットを忘れてしまったのですが、奇跡的に席番号を覚えており、心良くご対応頂けました。その節は大変お世話になり、ありがとうございました。
毎回(全回観たって意味じゃないわよ⭐️)、楽しく観劇に通えたのも皆様方のおかげです。本当にありがとうございました。
⭐️私が具体的に気づけなかった沢山のお仕事をしてくださった、その他のスタッフの皆様方にもお礼を申し上げたいと思います。
本当に素晴らしい舞台をありがとうございました❤️
追伸
え?洋次?洋次は別枠よ⭐️
マルセーユの人々へ vol.2、今井翼主演「音楽劇マリウス」
マルセーユの人々へ vol.1、今井翼主演「音楽劇マリウス」
何十時間か一緒に過ごすうちに、マルセーユの人々を大好きになっている自分に気づきました。
台本、ファニーの演出が気に入らなかったのに、最後まで観劇を続けられたのは皆様の魅力的な演技のおかげです。翼くんを好きなだけでは無理でした。役そのもの、いえ、役以上に気持ちを伝える素晴らしい表現を拝見することができ、心より感謝しております。
今井翼とまたご共演くださいますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます❤️←私は一体誰なのか?翼くんも見ず知らずの女に勝手に呼び捨てにされて、勝手にお願いされては迷惑なのではないか?
⭐️セザール: 柄本明
ひれ伏すほかありません。
柄本明さんが凄いのは勿論、知っていました。自由自在。自由自在に役を乗りこなし、更に想像を遥かに超えた解釈で毎回、驚かせてくださいました。えもやんには泣かされそうになりました。「えもや〜ん!」と山田ファニーよろしく叫びたいくらいです❤️えもやんがいなかったら、翼くんには悪いけれど、4割減の出来になっていたと思います。えもやんがいたから舞台が締まりました。
山田監督もそうですが、柄本さんとご一緒させて頂けたことが今後の今井にとってどれ程の糧となるか計り知れません。また、ご縁に恵まれてご一緒させて頂けますよう夫婦共々、切に願っております。←妄想糟糠の妻、うん❤️筆ペンで縦書きするよね❤️
香葉子と泰葉とオレンジの着物とオムライスがよぎらなかっただけでも良し。だったのですが、さすが噺家さん!笑いの演技の呼吸が素晴らしいと思いました。あの舞台上で1番明るく心地よい笑いを熟知してらしたのは、間違いなくこぶちゃん❤️さすが林家の笑い❤️
一般的には、マリウスに摑みかかる泣きの演技が評価高かったようですが私はあまり…。大袈裟とか五月蝿いような分かりやすいのってあまり好きじゃないから。
こぶちゃんのBest actは、マルセーユの群衆の中、マリウスを見送る姿です。あれは良かった。同級生セザールの息子マリウスはパニスにとっても生まれてきた時から見てきた可愛い子だったはず。しかし、マリウスの子供と元恋人を結果的に奪い、マリウスの居場所さえも奪うことになってしまった。エゴと分別、マリウスへの想いが混然一体となった大変良い表情でありました⭐️
でも、千秋楽ははっちゃけ過ぎて台詞忘れて広岡さん方に助けられてたでしょ?あれははっちゃけ過ぎ。新喜劇じゃないのよー!
カテコのご挨拶も短い中で、座長を立てた笑えるエピソードをお話しくださり、その低姿勢もまたご立派な方だと傷み入りました。こぶちゃんはモテるらしいね(๑˃̵ᴗ˂̵)⭐️
⭐️ブランさん: 綾田俊樹
脇をしっかり固めてくださったブランさん。
ブランさんは何気にセザール、マリウス、パニス、渡し船の船長さん、オノリーヌ、ファニーと劇中、最も多くの役と絡んでいたのではないでしょうか?セザールとの笑いの場面や良し、マリウスとの知らんぷり場面や良し(「父ちゃんデートに行く」のところです。)。何をか言わんや、芸がお達者であると言うことです❤️
柄本さんに次いで、この舞台を締めてくださっていたのが綾田さんでした。
カテコのご挨拶も笑わせてくださって。脇役ということをしっかりと認識しながら役目を十二分に果たす。職人さんのようでした。
先日、ハットにスーツ、トレンチのおじいさまを見て「あ!ブランさんだ!」と思いました。それくらいブランさんは心に焼き付いています。
⭐️私のオノリーヌ: 広岡由里子
オノリーヌがあんなに素敵でコケティッシュなママンだとは初めて知りました❤️
原作のオノリーヌは、エゴイストでなかなかに強かで俗物。そして、がさつ。娘を思う気持ちがあるとは云え、毒気が強くて困惑するくらいでした。でも、広岡さんは原作のfondを残したまま、とびきり素敵なオノリーヌを見せてくださいました。オノリーヌはマルセーユの太陽でしたよ⭐️原作をお読みになっていたのでしょうか?本当に不思議⭐️
新聞評で絶賛されていた際は、自分のことのように嬉しかったです。
遠くの席からオノリーヌを見ていると明るく楽しいのですが、近くの席から見ると思いの外、悲痛な表情をなさっていました(ファニー妊娠発覚場面)。後半になるにつれて、オノリーヌは母親の重さが出てきたように思います。ファニーとのバランスを考えた演出でしょうか?だって、オノリーヌはファニーよりチャーミングでしたからね❤️❤️
細くて白い手足にキュートなバン(お団子ヘア)を載っけて、ふんわりしたワンピースの衣装がとてもよくお似合いでした。多分、魚屋屋台の売り上げ金が入っている大きなポシェットも可愛いかった。さっすが、マルセーユの美人魚屋!
そのお姿で「60万フラン⁉︎」とよろめかれるのは最高にチャーミングでした❤️年をとったら、オノリーヌみたいになりたい。
と、ここまで書いて判ったのですが、オノリーヌは私が持っているフランス女像の1つに当てはまるから好きなのです。広岡さんは、間違いなくフランス女でした。
スピンオフ“Honoline et Claudine”を是非是非、拝見したいです。オノリーヌとクロディーヌの若かった頃のエピソードも見たいなぁ。オノリーヌにまたお会いしたいです❤️
広岡さんのもカテコご挨拶もお聞きしたかったです。
⭐️私の叔母、クロディーヌ: 田中利花
昨年、死なれた実の叔母を思い出していました。私も姪を溺愛しておりますが、叔母は母親と違い少し無責任に可愛がれるのですよね。
クロディーヌが舞台に現れると、音も流れていないのにリズムを感じます。田中さんが音楽!明るく洒落た雰囲気が生まれるのです。お歌が素晴らしいとのこと、是非、今度、お聴きしたいと思います。
クロディーヌとオノリーヌのコンビネーションは最高で、お二人がいらっしゃる場面は何れも大好きでした❤️
スピンオフ「オノリーヌとクロディーヌ」が観たいです❤️
⭐️ピコアゾー: 阿南健治
カメラが入った日に千秋楽、ここぞという日には爪痕を残したくて堪らないピコアゾー。自分の見せ場を作りたくて、尺が長くなるピコアゾー。
今置かれているポジションと目指すポジションが違う。そんな哀愁と遣る瀬無さを感じさせるピコアゾーも大好きでした。もしかしたら、1番感情移入出来ていたのはピコアゾーかもしれません。マリウスは翼くんが演じているから、感情移入出来ていました。
ピコアゾーは植民地であるアルジェリア生まれのアルジェリア育ち。
フランス語学習者なら必ず読んでいる(仏検2級位で)パリ郊外からの成り上がり物語。パリ郊外の移民が苦学の末、ひとかどの人物になりましたと云うあれです。
いまいち私はよく分かっていなかったのですが、テロリスト立て篭もり、銃撃戦が起きたというニュースや「L'écriture, elle est…のヴィrギュルはなきゃ絶対ダメ!!パリ郊外の本も読まない子だと思われる!!」とINALCO(フランス国立東洋言語文化学院)卒の日本語ペラペラパリジェンヌに言われ←Mademoiselle Bはインテリなのでそんな事は言わない。、端的にパリ郊外がどういう所かが分かったものです。
1931年のマルセーユ、ピコアゾーはそれ以上の偏見に晒されていたことでしょう。
ピコアゾーだって、望んで今の自分になったわけではありません。流れ、流れて斡旋業で糊口を凌ぐようになったはずです。プティを売り飛ばそうとしたりしますが、良い事か悪い事かの判断がピコアゾーにはつかないのです。きっと教えられていないから。
ピコアゾーだって、マレジー号に乗りたい。でも、即座にボースンに断られています。お前じゃ駄目だと。
本当は悲しさを覚えているはずです。「二枚目」、「色男」、「マリウスの若旦那」と呼ばれ、可愛いファニーもいて皆に愛されている友人マリウスを横目に見ながら。ピコアゾーが連れて来ちゃうのは女装の男性娼婦だし…。
ピコアゾーは道化師としてその役を全うしましたが、その陰にはこれだけの哀愁と遣る瀬無さが潜んでいるのです。
演技は明るくて賑やかだったのに、それを感じさせてくれたのは阿南健治さんです。
スピンオフ「ピコアゾー」も見たいな。シリアスでちょっと重くて、でも笑い飛ばそうとするような…。
ピコアゾーはベルベル語とフランス語を話せるはず。でも、両方中途半端で、現実生活で斡旋業の交渉は出来ても、自分の感情を十分に言い表したりはできないかもしれない。(現代のベルベルの方々も、ベルベル語、フランス語共に正確には話せない人が多いそうです。ベルベル日本ハーフの子が言っていました。)
そういった2つの民族、文化間で育った人間の難しさ、切なさも持っていると思います。
最後は、泣き顔で笑うピコアゾーのカットで終わりそう!(でも、ピコアゾーはどうして自分が泣き顔になっているのかはわからないの。)
⭐️ファニー: 瀧本美織
最初は、ファニーが原書、原作翻訳と違い、あんな役にされてしまって美織ちゃんが不憫だと思っていました。
おさるのジョージ(ひとまねこざる)演らされて、女性客の共感は得られず(瀧本美織が出演していたNHKの朝ドラ見てて、サラッとjuste娯楽として観劇して「可愛いかった。」、「かっこよかった。」、「泣けた。」、「面白かった。」くらいの簡単な感情変化で充分楽しめたと思える女性客、翼しか観てないんで、シメちゃんしか観てないんで客以外の女性客は、引っかかりまくりの台本、ファニー像)、ちょっとお辛いのではないかと思っておりました。
しかし、瀧本美織は太いタマだった。
カメラが入った日、前楽、千秋楽だけは、きちんと演技したの。それまでは、他の演者さん方が毎回、変わる中、最初から最後まで、ずーーーっと判で捺したように一本調子だったのに。
カメラが入っていた日は、「やっぱり演出に納得いっていないのね。怒られても自分のファニーを記録に残したいのだわ。」と思ったものでした。演出であんな風になっているのだと。
しかし、25日soirée、難しい曲でハーモニーを一切無視し、ひどく音程の不安定な歌声を自分本位に張り上げてきた時、「この子、相当気が強いのだわ。自分が主人公でいたい人なのね。」と気づきました。本性見たり!(聴音やってなくても、ちょっと一所懸命、吹奏楽やってましたくらいであの音程のずれはわかると思う。コンクール前、自分の楽譜の音符1つ1つの音をチューナーで測って「プラ10ー、マイナー15ー」とか歯医者さんでの虫歯チェックのようにピッチを合わせる努力をするから。ハーモニー命で、音程ずれてる音は吹かせてもらえないから必死。実は、じゃない方の彼が観劇後、開口一番言ったことは「歌、頑張らないとダメじゃないか?」でした。)
いいのよ、女優は気が強くないとやっていられない。
でも、前楽、千秋楽を観ていて、ずっと洋次の演出だと思っていたけれど、瀧本美織自身の判断であの演技だったのではないかと初めて思うようになったの。 今までそう思わせていたことも含めて太いタマだわ、瀧本美織。
続いて、彼(翼じゃない方)との第1回ツバサイマイ公会議。ニケーア公会議的な?←付き合わされている。
山田ファニー問題について彼はこう言った。
「昔からあるよね。古い日本映画でヒロインが浮くくらいにする演出。孤高のヒロインていうかさ。山田洋次の映画にもいつもマドンナ役いるでしょ。
瀧本美織は上手いんじゃないの?昭和なおじいさん監督の言うとおりにするのが。宮崎駿の「風立ちぬ」でも声優やってたでしょ。」
マジか。知らなんだ。
宮崎駿の描くヒロイン像(キキ、さつきとメイ除く)、村上春樹の描くヒロイン像が苦手な人は、山田ファニーも駄目だろうなと思って観ていたのです。←私のことです。
山田ファニーが「おじさんのペット」だと思っていたら、瀧本美織自体が「昭和おじいさん(夢見がち)御用達」だったと言う…。美織ちゃんのマネジャー!ハルキんとこに走った方がいいよ!
ならば、あれは演出もあるとしても美織の演技…。
美織ちゃんには、後半の台本を変えてもう1度、人間になったファニーを演じて欲しいと思っていました。でも、美織ちゃん自身があの演技を自主的にやっていたのだとしたら、もう結構かな。
高齢化社会とは言え、山田ファニーのヒロイン像を好む年齢層の方々はもう独りで外出できる人は大分少ないでしょう。
翼担の観劇回数も全く同じままの再演になったら減ると思います。ちょっと変えないと。
ソロコンかPZ観たい、踊る翼が観たい方が殆どじゃない?お話楽しめなくても、翼くんを想う一心でそこは頑張って皆さん、観に行っていたのではないかしら?翼くんの成長を見たい、翼くんを見たいって。
追っかけすること自体が趣味の人以外、私のように翼くんのお芝居が観たくて行っていた人は少数派だと思います。アイドルとしてデビューしているのだから仕方ないわ。これまでは、お芝居よりダンスだったし。
でも、私とて同じ台本で再演なら、初週、中日あたり、前楽、楽日の4回しか観ません。←充分ですか?
後半の台本と演出変えてくれるなら、今回と同じ以上には観に行く。
毎回、会場の埋まり具合を確認しながら「これが翼くん主演じゃなかったら、どうなっていたんだろう。」と、いつも思っていました。←もはや、スタッフ目線なのか、妄想役者の妻目線なのか何なのか分からない。日生劇場で、3週間度々1日2公演は出来ませんでしたよね。
となれば、松竹様!
相手役女優を変えるのに託けて、洋次に後半の台本変えてもらいましょう!!上手いこと、松竹の帝王洋次を乗せて!
松竹様も熱くて濃い固定客の付いている今井翼、柄本明等を固定で、ファニーを若手清純派女優の登竜門的位置付けにして再演したら、美味しいでしょう?「今年のファニーは?」(「アニー」みたい。)と話題になるし、セットと衣装代もかからないわよ⭐️
翼担も脚本、構成変えましたとなれば、「踊るところ増えたかも?」と新たな気持ちで観劇回数を増やすはず。
は!美織ちゃんの話からずれている。
美織ちゃんはね、凛々としたトライアングル声でソロ歌唱が映えるから、お歌の練習をしっかりしてミュージカル女優におなりなさい。その気の強さを活かした強い役の洋物でお客様を呼べる女優におなりなさいね。前田美波里さんにおなりなさい。嫌だ?もっと、演技上手いんですイメージが欲しい?ハングリーね。じゃ、草笛光子さんを目指しなさい。
この度は「翼 く ん 」 とご一緒してくださって、ありがとうね。
あ、カテコの「出会ってくださってありがとうございます。」と涙ぐむのも、清純派イメージをアピールするにはどのような言葉、態度が相応しいか前の日から考えていたのでしょう?場合によってはマネジャーと考えたのかしら?涙を見せるのなんて女優はお手の物よね(暴れ馬エリカ様もすぐ泣けるのが特技だそうよ。)と、千秋楽まで観続け、美織ちゃんに対してすっかり用心深くなった私であった。←考えてみたら、ローティーンの頃から芸能界にいる女の子が純粋無垢で清純なわけないわね。気が弱いわけないですよ…。
「出会ってくださって」に印象的な上手いこと言ってやろう感、下手に出て観客をくすぐろう感が出ちゃってたわ。一般的にしない言い回し。山田監督と柄本さんは素直に「お越し頂いた皆様に感謝します。ありがとうございます。」(ニュアンス)じゃなかった?普通だったら、そういう言葉が出るわよ。女優さん方の間では一般的な「おじさん殺しフレーズ」(業界の権力者用)なのかしら…。
いいのです、女優はそれくらいで。中身がバレた方が女性人気上がるかもね⭐️その気の強さとハングリー精神で芸能界の荒波を渡ってお行きなさい!
À suivre.
追伸
美織ちゃんに急に辛口になったと思っているでしょう?
そうではなくて、初日から見続けた瀧本美織、山田ファニーに初めて変化が見えたのは22日soiréeだったの。公演が終わる5日前。だから、後半に彼女への感想が集中しているのです。
Cher Marius Tsubasa Imai 今井翼主演「音楽劇マリウス」千秋楽 2017年3月27日
親愛なるマリウス翼イマイ
cherのスペルずっと間違っていたわ((((;゚Д゚)))))))!青ざめました。
女性形のchèreと混同して、それにしてもアクサン落としてると云う…。私のフランス語なんてそんなものよ、フフン♪ chere, 何それ?中性なの?翼くん、ゆるふわ乙女だからいっか。要らんeを入れる、発音しない語末のスペルtかsか迷う…フランス語学習者あるある。
今井翼に嵌りフランス語をサボって早4ヶ月、そろそろ私の深間の男、le français フランス語(は男性名詞です。)の元へ帰らなければならないかもしれない。
さて、千秋楽。1番書きたかったことは前回のエントリーに記したので、その他、千秋楽の翼くんに対する感想を。
「C'est parfait!Matinée et Soirée du 26 mars 今井翼主演『音楽劇マリウス』」で、前楽、大人の男前マリウスになっていたので、前半、後半の成長幅が見られないと書きました。
千秋楽の前半、マリウスは少し明るかった。19日の漢マリウス(万人受け)みたい。でも、ファニーの幼馴染のお兄ちゃん感はなくて。少し子供っぽいかな?と思っていました。前日、「寅さんに届いた⭐️」と云う先入観があったので、「そこまで明るくして寅さんに寄せていかなくても…。」とも。
周りの役者さん方が千秋楽、若干大袈裟でコントみたいなことになっていたので引きずられたのかもしれません。翼くんは普通だったけれど。
初日の演者、観客共に上ずって興奮している感じは好きだけれど、千秋楽の「何かやってやろう。」と云うはっちゃけた感じはあまり好きではないかもしれません。千秋楽が最初で最後の観劇になるお客様もいるわけだし、作品を普通に楽しみたい方もいらっしゃるわよね。ま、そう思うなら千秋楽だけしか観ないってことはないか。
でも、後から気づきました。翼くんはマリウスの成長も見せたくてあの前半だったのかしら?
千秋楽を集大成にしたかったのね⭐️真面目だわ❤️
リリカルマリウス、激情マリウス、漢マリウス、スタンダードマリウス、泣きのマリウス、男前マリウス…色々なマリウスを観てきたけれど(毎日、観劇なさっている方と少しお話したのですが、やはり、いつから違うマリウスになったかお判りでした。私は観に行けない日もあったので「あ〜、昨日からだったのだわ。」などと観られなかったマリウスに身悶えていた。)、過去のマリウスの顔も覗かせてくれて嬉しかったです❤️
2017年、最後のアンダルシアに憧れるフラメンコ。←来年もあるといいな❤️
踊りと歌に加えて演技が入るバージョンでした。カテコでフラメンコはしっかり踊るので(カテコは今井翼として踊っているのか、マリウスとしてなのか分からない。今井翼?でも、マリウスって言われてるわよね。気にしなくていいんだわ、エンタメだから。)、個人的にはこちらのバージョンで良かったと思います❤️何となく、その手法はバレエっぽい。沢山観たけど、このバージョンは千秋楽含め2回しか記憶にないのでレア⭐️
最後のアンダルシアフラメンコ、マリウスは「闘い」をしているように見えました。「海に出たい。船乗りになりたい。」でも、父やファニーに後ろ髪引かれる。自分の夢を実現する為に「マルセーユへの愛着」と闘っているようだった。
ちょっとだけ泣きそうな顔で、汗をかいていて可愛いかったの。アンダルシアフラメンコは、観た中では激しくて格好良いのが99%でした。マリウスの新たな一面、激しさを表す場面になっていたと思います。
でも、この日は取り組み方を変えて、前半マリウスのキャラクターそのままに踊ったのかなと思います。「これを観るのはもう最後だ。」、「翼くん、最後にまた新しい試みをしているんだ。再演の際に繫げたいんだ。」という感慨で涙が溢れました。
後半全編これ全力投球⭐️
語るように歌う。
「芝居から派生した表現方法としての歌。」翼くんはto baseでそう言っていました。
ミュージカルではない音楽劇としての試みは一定の効果を上げていたと思います。判るのだけれど、台詞と歌の境目が曖昧で(しかし、山田ファニーは往年の日本映画ヒロインのイントネーションで台詞を言っている為、マルセーユに帰ってきたマリウスがファニーにキスしようとして「やめて!」と発するのは歌なのか台詞なのか最後まで判別不能であった。)、台詞=ソロ歌唱は、役の感情で音程がぶれるのもまた味わい深かった。音がぶれるからこそ、役の遣り切れない感情がより強く伝わってきていました。
マリウス自身、自分の想い全てを言語化出来ているとは思えません。台詞の裏側にある言えなかった想いまでもが、翼くんが全身を使って歌うことによって観客に届く。観客も言語化出来ない想いを受け取る。
マリウスの想いがそのままダイレクトに私の身体に入ってきていました。翼くんの歌はそういう歌。
渾身の「麦わら帽子を被った♪」をありがとう。
公演前半と比較すると声量は落ちているのだろうけど、千秋楽の翼くんの歌は「音楽劇」の役を伝える表現として出色の出来映えであったと思います⭐️溢れていたわ、マリウスの想いが⭐️
あと、公演中、喉の調子がよろしくない時の歌い方と云うのも翼くんは確立しているのだわと思っていました。手法、芸能生活22年の技量と申しますか。
マリウスとファニーが抱き合う場面。
2人が熱くなったのは、やっと、やっっっっっと26日、千秋楽の前日からなのですよ!!皆さん!!!
それまでは、「あなた達、本当に愛し合っているの⁈」と思っていました。2人共、形式通りというか「今日はこうしてみようね。」と話し合ったのかな?と演技してます感が非常に強かった。
それがあなた、前日からは「少し長いのではなくて(怒)⁉︎」と私が嫉妬し始めるほどの出来映えに。
キスシーンも前半は、「頬っぺつけてるだけじゃない。丸見えよ…。」だったのですが、26、27日はお口の横あたりにはちゃんと翼チューしてたと思うわよ❤️お口かもしれないよー。
良かった。最後、ちゃんと2人が恋人同士に見えるようになって❤️と妄想糟糠の妻が安堵したのも束の間、私を膝から崩れ落ちさせたのは←座ってたけど カテコでの瀧本美織のこの一言だった。
「翼くんが…」は⁈ くん⁈
シメちゃんファンを両脇に抱え、1階後方(寝坊して一般販売だと千秋楽取れる席はこんな感じよ。)に陣取っていた私は「え⁉︎」と声が出ました。
最前列じゃなくて良かった。最前列で、渓谷のように深いマリウス皺を眉間に刻み、見た者を石に変えるメデューサのような眼力で瀧本美織を睨みながら「は?」と言わないで済んで良かった。
「くん」⁉︎ 座長、今井さん、翼さんじゃないの?貴女、翼くんより10才近く年下じゃない。どうしてそんなに馴れ馴れしいの…?
洋次、男と寝たからって一夜にして「私、貴方に抱かれてから、世の中のことがよくわかったの。(=大人になったの。しかし、気持ち悪い台詞よね…。)」なんてことは、ありえないのよ。
でもね、一夜にして馴れ馴れしくなる女は(結構)いるのよ!!!!!!!
瀧本美織、ふてぇタマだとは思っていたが、ガヤさん(キスマイ)とフライデーされて、次は翼に…?
あなた、この舞台、禊だと言われていたでしょ?ジャニーズキラーになるの(怒)?工藤静香なの?←植草さん、諸星、キムタクらしい。
疑念で瀧本美織への好感が一気に霧散したカーテンコールなのでした。正直言って、カーテンコールで1番の印象がそれ。
ま、ずっと焚き付けていた私が嫉妬するほど良いラブシーンを演じられていたということで、1つ宜しなに❤️
本編劇中の翼くんに特化したマリウス観察日記(でしたよね…。)もこれでお仕舞い。
前回のエントリーはシリアスに書きましたが、今回は、楽しい今井翼レプリカ遊びに勤しむ拗らせリア恋❤️エリート上位4パーの人間らしく、最後は焼きもち❤️で締めてみました。
Marius Tsubasa, merci beaucoup et à bientôt un jour!!
↑スペルを大胆に間違えていたのでやや慎重。
Tsubasa Imai, Au-delà des Mers-今井翼主演「音楽劇マリウス」千秋楽 2017年3月27日
Chacun a ses lunettes, mais personne ne sait au juste de quelle en sont les verres. -Alfred Louis Charles de Musset
誰もが其々、眼鏡をかけている。しかし、そのレンズの色をきちんと知っている者はいない。-アルフレッド・ルイ・シャルル・ド・ミュッセ
昨夜のsoirée, 前楽でこの「音楽劇マリウス」は完成を見たと思っていた。
男らしく魅力的なマルセイエを演じた前半、感情の抑制と爆発をバランスよく表現した後半。C'était parfait.
最後、旅立ちの表情で「マリウス」を「車寅次郎」に繋げた瞬間、4番今井翼はホームを踏んだと感じたし、山田洋次監督作品「音楽劇マリウス」として、ある1つの正解には到達したように思う。私には、翼くんがそれを出来ただけで充分だった。
しかし、千秋楽、今井翼と柄本明は作品により高次な解釈を加え、表現した。
この「音楽劇マリウス」は、今まで幾度も書いてきたように通底に「父と子の情愛」(マリウスとセザール、パニスと血の繋がらない坊や)が流れ、「マリウスの成長」を追う物語である。
最終場面、セザールの「親子の情愛」の話からマリウスが「父ちゃん、長生きしろよ。」と父のポケットにお金を突っ込み、セザールに抱き締められるクライマックス。
柄本明は、今までマリウスに溢れるほどの深い愛情を持ちながら、どうしてもマルセーユから旅立たせなければならない辛さを表現していたように思う。
愛おしむように、確かめるように抱き締めてから、息子との別れに茫然として部屋へ消えていた。だから、マリウスもまた、父への愛情と哀しみでいっぱいになり、時には泣き顔を見せ、そういった感情の上で持つ決別の表情を見せていた。
だが、千秋楽は違った。
マリウスは、セザールに向かってゆっくりと歩を進める。観劇十数回を数える(10に近いか20に近いかは想像にお任せしたい。でも、これ以上って「毎日観る。」、「毎回観る。」の段階だと思うわ…。)私が見たこともないくらいゆっくりと。マリウスには、何か覚悟のようなもの、いつもと違う想いがある。そう感じた。
マリウスを抱き締めるセザール。しかし、今迄の愛情ある抱擁とは違った。短い抱擁の後、身体を離し、マリウスの腕をきつく掴む。そして、直ぐに振り払うように腕を離す。
「親子の情愛交換」場面は、千秋楽、お互い独りで生きる「男同士の声無き対話」に変わった。どのような会話を交わしたのかは分からない。しかし、確かに対話があった。聞こえなくとも。
妻を亡くして以降、男手1つで育ててきたマリウス、共に店を切り盛りしてきたマリウスを失うことは身を裂かれるような思いであっただろう。セザールとマリウスは親子であり、また相棒同士でもあったのだ。
マリウス、セザール親子の親離れ子離れの瞬間であり、セザールがマリウスに息子ではなく、一人前の男として対峙した瞬間でもある。セザールは、今までの打ちひしがれてとぼとぼとした歩みでなく、足早にマリウスの前から立ち去る。勿論、振り返らず、躊躇いもなく。未練を断ち切るように。
前日の今井翼同様、柄本明もまた、セザールとして「男の痩せ我慢の美学」を見せたのだ。
そして、最後、マリウスが遠く空を見上げる旅立ちの表情。
前日のmatinéeでは、マルセーユを目に焼き付けておこうとするかのように視線を空に泳がせ、決別の目をする。そして、嗚咽を噛み殺し、口を真一文字に結ぶ表情。「車寅次郎」を示唆するに「強さ」と「弱さ」を表現するのが一般的に分かりやすく、それで来るのだろうと思っていた。また、それは観客に「上手い。」と言われがちな演技でもある。
しかし、違った。
今井翼は、セザール柄本明との「男同士の声無き対話」を受け、一瞬、遠くを見つめマリウスの瞳を静かに燃やす。そして歯を噛み締めるように口を真一文字に結び、直ぐに踵を返した。きっぱりとした、男らしい良い最後であった。
そこに涙は無く、父から「独り立ちした『一人前の男』として生きろ。」というメッセージをしかと受け取めたマリウスの覚悟があった。今井翼が意図的に演じたのか、マリウスとして自然発生的に出た表情なのかは分からない。
だが、今井翼と柄本明は、千秋楽、マリウスとセザールを今までの「親子」から「独り立ちした男同士」の関係へと、一段高みに上り昇華して見せてくれたのだ。私は、2人の役者としての度量に舌を巻いた。
車寅次郎は、16才で家を出てその後、両親と死別している。寅次郎が親離れし、男になった瞬間はどのようなものであったか?千秋楽のマリウスのようであったか?昨日、matinéeのマリウスのようであったのか?
「男はつらいよ」。何れにしても、車寅次郎に連なる「男の在り様」、「男の美学」への解答の変奏を見せてくれた千秋楽であった。2人には、素晴らしいものを見せて頂いた感謝と心からの敬意を表する。
そしてまた、セザールからマリウスへのメッセージは柄本明から今井翼へのメッセージでもあったのではないだろうか。本稽古から公演中のこの2ヶ月、2人が物語や演技について、毎回話し合ってきたであろうことは想像に難くない。
千秋楽最終場面、私には、柄本明からこれから役者として独り立ちする今井翼への餞けであったような気がしてならない。
海の彼方へ。
マリウス、今井翼にはこれから本物の航海が始まります。
たった独りで立つ役者としての。
私には、カウンターにあったクリーム色の帆船模型を憧れの眼差しで弄んでいたマリウスが目に浮かびます。マルセーユに戻ってきて、くたびれたPコートを着て帆船模型の前に佇むマリウスの姿も。
憧れていた船乗りの生活も、あんなことがあってはけして楽しいものではなかったでしょう。たとえ、口では「幸せ」だと言っても。翼くんにもそんな時は起こるかもしれない。
でも、これからは、故郷のしがらみと決別した、真新しい全てが自分の選択、判断次第の航海です。
大きな船に乗るのか、小さな船に乗るのか。
どこへ行くのか?
Où va Marius? Où va Tsubasa?
追伸
アンダルシア、前半のマリウス、歌、書きたいことは沢山あるのだけど、1番書きたいことの骨組みだけ取り敢えず。
私、首が動かなくなってしまったのですもの…。いや〜!!!お熱もあるわ。耳の中とリンパも痛い…。知恵熱?口開かない。頚椎やっちゃった(O_O)?眼精疲労と姿勢からかしら。←既に若い時分から椎間板ヘルニアです。
あの後傾したフカフカ椅子に背中付けて回数観てたらこうなりますよー。「そんなに観るものじゃないからだよ。」と言われています。すんごい痛い…。まぁ、25日の時点で痛かったのですが。
皆さま、お体ご無事ですか⁈
また、あとで書き足していこうと思います。
翼くんへの追伸
全32公演、お疲れ様でございました。大変ご立派な座頭でございましたよ⭐️
休演日1日だけのハードスケジュールでしたね。35才、お身体大丈夫ですか?
ブログの更新などは結構なので、たっぷり休養してくださいね❤️
C'est parfait!Matinée et Soirée du 26 mars, 今井翼主演「音楽劇マリウス」
My best Marius更新⭐️⭐️⭐️何も言うことありません。完璧。今日のsoiréeが千秋楽でも良かったくらい。
まだ進化する今井翼「男前マリウス」、今井翼主演「音楽劇マリウス」2017年3月25日
備忘録です。
翼くんへお手紙書かなきゃいけないから、私忙しいの❤️←知らないよ!
翼担の先輩から「翼もAileちゃんも頑張って。」とエールを頂き、彼(翼じゃない方)からも「今日はマリウスお疲れ様でした。明日もですね。頑張ってね。」と言われています。私は出演しない。
エールの連鎖。翼くん、翼くんを応援する私が応援されてるわ!広がる翼の輪、翼メビウス?
また新しいマリウス。男前。成熟、大人。まこっちゃん。普通に好きになりそう。前半からファニーを結構しっかり好きなのがわかる。ファニー、他のものへの態度差。アンダルシア演じ方変える。歌と踊りに演技入る。笑いの演技が大分増えて、ポイント押さえてきた。怒りの演技はお目目キロキロキロ。前半はmy best Marius更新?
かと思いきや、後半わりとセーブした芝居。過去、ボロボロ激情マリウス、漢マリウス、泣きのマリウスと感情迸るマリウスを観てきた為、大人しく感じる。大人のマリウスだったよう。
千秋楽まで飽きさせない工夫?ラスト回と落差をつける為かもしれない。
カテコのフラメンコの1曲目、凄く良かった。明るい伸び伸びした踊り。佐藤先生も満面の笑みで手を叩く。Bravo! 今までで2番目に好き❤️❤️❤️
残り3回を残して、また新しいマリウスを見せてくれた。演技自体、大きく変えたところも。パニスとの喧嘩、父ちゃんデート。ファニーに迫られる時の表情。
美織ちゃんも22日前半みたいに自由に演じて欲しい。監督や事務所の人、演劇関係者への評判、今後のこと色々考えると思います。芸能界怖いね。大変。
でも、観客、お金と暇のあるお姉さん方に真の人気が出た方が良くない?おじさんのペットはやめてさ。
瀧本美織の歌に注文、今井翼主演「音楽劇マリウス」2017年3月某日
マリウスからの手紙を読む場面の後、船中のマリウスとBar de la Marineの中にいるファニーのデュエット。
2人が違うメロディ、歌詞を同時に歌う難しい曲です。
昨日、私、美織ちゃんのファルセットの音程が延々不安定で声量も足りないと書きました。ごめんね。今日は声張り上げて歌っていました。
お姉さんが悪かったわ。
お願い!!!
声張り上げるのやめて!!!!!!
音程が外れっぱなしの汚いファルセット響かされても不協和音でしかないのよ!!!
あなたが狂った音程で大声張り上げるから、翼くんまで音外したわよ…。(「う。」又は「え?」みたいな表情に一瞬なったような。)
今まで聴いた中で、1番汚かった。
美織ちゃんと音響さんにお手紙書こうかと思ったくらいでした。しかし、このタイミングで(あと3回しか公演がない。)、一体何と書けば(O_O)?と思い留まったのでした。でも残り3回これやられたら私泣くわ…。
多分、今日の翼くん喉の調子が悪かったけど(マリウスの部屋で咳の音がしました。多分、翼くん。歌い出しの一音目が2曲くらい掠れた。「おい!ファニー!」も引っ繰り返り気味。)、歌の調子は良かったのよ。声量あって綺麗に伸びていた。それを崩されてしまって残念でした。
お姉さん、あなたに嫉妬しているんじゃないの。
「うちの今井がお世話になります。どうぞ宜しくお願い致します(あんたの頑張りが翼の評価に影響するんやで。あんじょうたのんまっせ!)」という気持ちでおりました。
寧ろ、がっぷり四つに組んでくれ!あんまり初々しいと物語の妨げになるんじゃないかしら?もっとlatinで行けー!!と焚き付けたい気分でした。
2人のお歌が噛み合わないと「この2人は大丈夫なのだろうか?ちゃんとコミュニケーションは取れているのだろうか…?」と心配していたのよ。
ブログやインタビューを読んで、あなたにも好感を持っているわ⭐️
お姉さん、良いこと考えたわ。
ここは美織ちゃん、小さな声で歌いましょう。微かに聞こえる伴奏と分かるくらい小さく、囁やくように歌って、翼くんを主旋律として目立たせましょう。
それが1番粗が目立たないから、綺麗に聞こえると思うわ。←初日から声量バランスの悪さが指摘されていましたが、最初からこの方法で歌うよう指導があったからかもです。
他の曲で思う存分、頑張りましょうね。
明日も観るから、頑張ってね。
千秋楽まで元気に演じてね。
追伸
この歌やっぱり難しいですよね。私の怒りはカテコのフラメンコまで続きました。なんちゅーことさらしてくれとんねん、と。許容範囲を超えた汚い音を聞くのが嫌です。
今日のカテコフラメンコ1曲目、凄く良かったの⭐️1曲目終わった時点で、“Bravo!”と叫びたかったわ。伸び伸びしてて何か感じ入るものがありました❤️
「音楽劇マリウス」観劇の手引き、そして感動的なフィナーレへ向かって「泣きのマリウス」、今井翼主演「音楽劇マリウス」2017年3月23日soirée
⭐️(2018.6.7追記)フォントの乱れ等をやっと直しました。初日前日まで直せなくてごめんなさい。見づらいまま、お読みくださった皆さま方、ご迷惑おかけ致しました。どうもありがとうございます。
桐ちゃんはじめ、ご出演の皆さま方、今年も素敵なマリウスになりますように⭐️
療養中の翼くん共々、マリウス号の航海のご無事とご成功をお祈りしております。
⭐️(2018.4.5)読みづらくてごめんなさい…。下記エントリーにマリウス観劇日記はじめ、『音楽劇マリウス』関連のエントリーをまとめました。6月の『浪速マリウス』楽しんでいらしてくださいね。
⭐️ネタバレだらけ。閲覧注意だけど、もう今から観劇するなら(回数観られないから。)読んだ方が楽しめると思います⭐️
引き続き、本日も「泣きのマリウス」です。更にパワーアップ!
今井翼、全開マリウス!!!(号泣←心は号泣なの。)
性悪説に基づいて生きている心が猫の額のように狭いこの鬼の目に今にも溢れおちそうな涙が…。後半のマリウスを観ているだけで自然と涙が出てくるのです。涙が溢れないように♪上を向いたら舞台が見えなくなってしまうので、時々、深呼吸して涙を押し留めました。←私の中に巣食う男1匹どサラリーマンがどうしても人前で泣くのを躊躇させるのよ↑⭐️(山田ファニーのイントネーションでどうぞ。)
もうね、観に行かれた方がいいです。ご本人かご家族がご病気であるなど退っ引きならないご事情がおありの方以外は、何とかご都合をおつけになって観劇なさった方がよろしい。後世に語り継がれる舞台となることでしょう。
週末のチケットは、本当に残り僅かです。2階席の端か1階後列チラホラくらいしかないようです。それでも、ご覧になった方がよろしい⭐️寧ろ、そのあたりのお席から誰に気兼ねすることなく野鳥の会して、舞台を堪能されると満足度は高いかもしれません。
チクチクチクチク(チクタクチクタク)洋次に難癖つけてまいりました。しかし、台本、演出の(私にとっては)難も、今や役者陣の魂の演技に凌駕されました。
「洋次と私の問題」は解消されておらず、事は凌駕されもしたが、台本、構成が変わるわけでもないので、もーなんちゅーか役者さん方観るしかないですよね。
私は原作を読んでいるので、もっとやりようがあったでしょう!パニョルへの冒瀆か!古い日本人女性の理想像を描いて、それフランス女思われたら困んねん!!と思ってしまいます。ファニーキャラ改悪と物語の繋ぎの悪さは如何ともしがたい。
初見、2回目くらいまで物語に没入できず、長く感じてしまうかもしれません。昨日も「前半、いつ終わるのかと思った。長かった(O_O)」との声を聞いた。あれは多分安藤さん。「寝そうになる。」とかも。
皆さん、「音楽劇マリウス」はある意味、問題作でもあるのです。頭の中、「? …????」でいっぱいにしながら、物語の展開について考え、役者陣の演技を感じなければならない、いそがし〜〜い舞台なのです。3時間、あっちゅーまよ❤️
善良なる市民の皆様方におかれましては、マリウスとセザール父ちゃんの親子の情愛、パニスの子供への想いにストレートに号泣なさることと思います。
やはり、こちらの「音楽劇マリウス」は「マリウスの成長」と「父子の情愛」の物語です。それが縦糸。横糸にマリウスとファニーの恋愛がありますが、それも「マリウスの成長」の為の綾なのです。
2018年6月7日追記:と、この日は考えていたようですが、千秋楽で受けとった「テーマ『男の在り様』、『男の美学』(が寅さんに繋がる)→エピソード『マリウスの成長』、『父と子の情愛』」と云ったところが私の最終回答になっています。パンフレットは千秋楽後に初めて読んだのですが、Aileの受け取ったものが、翼くんがマリウスと云う役に対して思っていたこととほぼイコールで「翼くん、演技だけで、ちゃんと届いたよ。」と、翼くんの努力、出してくれた結果に胸がいっぱいになったのを覚えています。あ、涙出てきた。(その回毎にフォーカスされるものは勿論、違うと思います。)再演では、2017年千秋楽の解釈の更に高次なもの、又は新しい解釈が見られると思い、成長した今井翼と柄本明が創り上げる終盤シーンをとても楽しみにしていたのです。Aileの最終回答はこちら⭐️↓
maisondailes.hatenadiary.jp
感受性豊かな今井翼が繊細に激しく演じるマリウスと怪優から名優となられた柄本明の父と子の場面。その場面だけでも心の柔らかい場所を鷲掴みにされて揺す振られまくりますよ(号泣)!!!残念ながら家庭に恵まれず、家庭不和、機能不全家族だったから観てもわからないとか観るのが嫌だなと思われる方々も、恐れずご覧になって。親子ってこんな感じ?温かい家庭を築きたいと思うようになるわよ⭐️
そして、今井翼の歌とフラメンコがマリウスの言葉にならない、できない想いを雄弁に語るの。全身全霊でマリウスを表現する今井翼は必見です⭐️
ちょこっと、翼ファン視点から見どころ紹介。
【前半】
⑴Bar de la Marineで、セザール父ちゃん、パニス、ブラン氏のいつもと変わらぬマルセーユ、お喋りを聞きながら立働くマリウス
台詞がないマリウスの豊かな表情、動きに注目。ここで、だいたい今日はどんなマリウスか分かります。これだけでズキュンズキュンくる。可愛いマリウスか漢マリウスか予想してみて❤️←リリカルマリウスはもういない。
*翼ファンの間では、朝帰りマリウスのシャツのはだけっぷりが毎回、ツイッターのTLに流れています。お腹や胸がチラリズムです。後半、パニスがマリウスに掴みかかる場面も同様。1度ボタンが取れたらしく、盛大に肌蹴た。しかし、現在ではボタンはしっかと縫い付けられたので、ご興味がおありの方は前半に注目⭐️
追記:この次の次の日、マリウスは登場場面からシャツを半分近く開けて登場。おかしくはありません。自分の父ちゃんの店で働くマルセイエだし。だが、私は「翼くん、ファンサービスに走っているわ…。」と見ていました。セクシーはセクシーよ。それだけで絵になる男、今井翼なので。女性客の皆様はお見逃しなく!
⑵アンダルシアに憧れて歌い踊るマリウス。
「あーあー、憧れのアンダルシアー 行ったこともない国のー かーなーしっいー踊りをー おーれーはー 踊るー あーあーあーあーあー♪」
「あーっ!!!どうすればいいんだーっ!!!こ の お れ はー♪」
はい、女性客はここで翼落ち❤️
ここで⑴の答え合わせ。「憧れ」か「焦燥」か「憤怒」か「苦悩」か。初めて翼くんの踊りをご覧になる方もきっとお分かりになるはず。それくらい情感豊かに踊る。
翼くんが胸を開いて天高く腕を上げると、背中から生える大きな翼が見える。それが私にはマリウスの「羽ばたきたい。」という気持ちの発露に思えるのです。
追記:次の日か次の次の日、この場面変わりました。純然たる歌と踊りでのマリウスの心情表現から、歌、踊りに演技が入りました。ジプシーと踊る場面なのですが、ジプシーが海への憧れ、誘惑の化身で、マリウスとその化身との対話のように見えました。
⑶マリウスとファニーのワルツ
歌と台詞混じり、可愛らしい2人の掛け合い。
M「その時 俺は16でお前は12 か 3♪」
F「かくれーんぼして あそぶーのは♪」
F「好きな男の子にキッスしたいから。」
M「じゃあ、他の男ともキッスしたのかよ⁉︎」
F「ヴィクトールかな♪ルイだっけな?」
と続くアナ雪「雪だるま作ろう」に匹敵する愛らしいワルツです❤️
⑷マリウス、ファニーにパニスとの結婚を告げられ、怒りで目の色が変わる
ほんとに変わります。お目々キロン!でお部屋に荷物を取りに駆け込む(マレジー号に乗るためです。)パターンと、お目々キロキロキロリーンと怒り長めパターン2つあります。野鳥の会してご確認を!
*一般的には、「『父ちゃんデートに行く 』←父ちゃんてイタリア女とデートしてるの。でのセザールとの攻防」、「パニスとの喧嘩」、「朝帰りマリウス」の場面だと思われる。
【後半】
マリウスの全部!全部です!!って言ってもあれなので紹介。
⑸セザールへの手紙と連動し、船中でファニーを想うマリウスの唄
「僕は しあわせーです 水の中のさかーなーのよーうに♪ そらーをー飛ぶ 鴎の よーおーにー♪」
で始まるリリカルな翼ソロ。 古びたピーコートと濃くなった無精髭に「幸せです。」と言いながらも人に使われる苦労を知り、あげくセザール父ちゃんから「ファニーお前行ってから1ヶ月で結婚したわ。」という手紙をもらって、打撃を受けているマリウスが見てとれる。
「おまえーはー 僕にー 微笑みーかけるー ♪ あーあーあーあー ファニー♪ ぼくを許しておくれ あーあーあーあ おーまーえーはー 僕を見つめるー ぬれたよーおな 瞳で あーああ 優しく みつめーてーいるー ファニー♪」
今井さん、玉置浩二みたいになってます。感情で音がぶれるのがまた良いの❤️❤️皆さん、心持ってかれてないで拍手よ❤️持っていかれますが。
⑹マリウスとファニーが再会し、椅子に腰掛け想いを打ち明けるマリウス
「ほ んとはね ファニー お前を 思い 出 さ ない 夜は なかったのさ♪」
で始まる翼ソロ。寂寥と孤独。
「麦わら帽子を かぶーって 波止場を歩く お前の姿♪ 可愛い木靴の 響き 頬っぺたのにーおーいー♪」
私が劇中で1番好きな歌です。
この痛ーいリア恋翼ヲタが最も切なくなる箇所はここですよ!皆さん!二度と戻らない日々。幼いマリウスとファニーがスローモーションで見える。「思い出との対話」を今井翼は歌で表現できる男なのです。凄くない?シューマン?さすがMy manでしょ❤️?
⑺時系列わからないけど、マリウスとファニーが同時に違う歌詞、メロディをデュエット
F「いーのよー いーいの♪」
M「ふーね の♪」
で始まり、
F「幸せーなのー♪」
M「幸せーですー♪」
で終わる。
シニカルポイントですよ!皆さん!
ここは完全にお歌なのできっちり歌って頂きたいのですが、初日から難しそう。
美織ちゃんにはキーが高すぎるらしく、ファルセットの音程が「いーのよ いーい←この音以降 の♪」から、延々不安定。声量も不足。言葉を選ばずに言うなら、聞いてられない。ハモれてない。初日からずっと。「しあわせーな わたしを(あなたを?)」の「わたしを」の「わ」の音がずれていて、大分気持ち悪い。「わたしを」と最高音は「うわっ…」っとなるほど音程外しがちです。
一般のお客様で少しでも音楽をなさっていた方なら、「うわー…(苦笑)。」ってなってるかと。翼くんも美織ちゃんに引きずられて、音程を崩すことがままありました。後半、声量のバランスに関しては試行錯誤が見えていました。美織ちゃんの出ない声は出ないから仕方ない。
でも、この日は翼くん、とっても音程しっかり取れてて綺麗に歌ってくれたの⭐️
ありがとう❤️❤️❤️
美織ちゃんの名誉の為に言うと、歌手でもミュージカル女優でもない人に2ヶ月やそこらで出ないファルセットを出せと言うのが無理だと思います。2人ともソロはとても良いので、再演の際には曲の方を変えて、2人の声域に合わせた曲にして頂きたい。
⑻「そうなんだろ! 俺のことが好きなんだろ!」叫ぶマリウス
の顔を見られる下手の席の人は幸せ者。これだけで泣く。マリウス翼イマイも泣いている。
「ゆーるしーておーくれー ファーニー♪」で場合によっては、ぐちゃ泣き。ボロボロセクシー❤️
*「今でも俺のことが好きなんだろ、そうだろ。」か何か歌われて、今でも自分のことを好きなのだとマリウスから告白を受け、ニンマリするファニーが空恐ろしい…。パニスの資産60万フランは10年後、ファニーのものです…。
⑼マリウスの歌、クライマックス
「さー よー おーならー あいーしーてーいる ♪ お前は僕の 恋人さ そーおだろー♪」
の「さようなら」のマリウスの声、顔!!太い声が客席に突き刺さる。見えない方は野鳥の会して!マリウス全開!叫び、嘆き、Latin全開!
でも、2人並んで「生まれーるまえーからー♪ しぬー日ーまでー♪」のコーダとなると「宝塚?」となる。シニカルポイント2、「しぬー日ーまでー」の「でー」の音も美織ちゃんは出なくて、2人で声を伸ばせなかった。途中から美織音切る、翼やや伸ばすに変わってました。それでいいと思う。
⑽セザール父ちゃんとマリウス、子供を育てる情愛の話から、「父ちゃん、長生きしろよ。」
物語のクライマックス!!
観客も感動のクライマックス。
このマリウスが精神的に打ちのめされてボロッボロになる場面、今井翼がどエライセクシー⭐️セクシーの申し子なのです⭐️←その日のマリウスキャラによります。お楽しみに⭐️
(11)マリウスをマルセーユの群衆の中から見送るパニス(こぶちゃん)
日本アカデミー賞でカットが流れそうなええ演技。パニスが何とも言えない表情で立ち尽くす。
マリウスにパニスが摑みかかる演技に心動かされる方が多いかもですが、私はこちらを鑑賞ポイントとしたい。
(12)マリウス旅立ち、観客に向ける顔
1番の見所です⭐️⭐️⭐️!!日替わり。過去と決別するメタメタ格好いい凛々しい日もあれば、泣きそうな日も。こちらもその日のお楽しみに⭐️
(13)カテコのフラメンコ
マリウスとファニーの幸せなパラレルワールドでエンド。(それなら、♪ちゃーちゃりらりらりらーは要らないと思うけれど。)
私はこの時はただ翼くんの踊りを「感じよう。」と思っているので野鳥の会しません。即ち、表情が見えていません。残念なことに前方でも見えていません。翼ファンが言うには、マリウスから今井翼に切り替わる瞬間が「堪らない。」そうです❤️
手拍子はジプシー役の佐藤先生(翼くんのフラメンコの先生)に合わせてするとしやすいです⭐️お目目の大きなくるくるパーマの痩せ型の方です。しかし、途中すんごい複雑な手拍子を入れる佐藤先生なのであった。
本日のマリウスは、前半、漢マリウス路線にありながら、時折、少年のような顔を覗かせておりました。少し子供返りして、リリカルマリウスと精神年齢同じくらいのような。
翼くん、心が敏感に感じやすくなっているのかな?と思いました。感激屋さんめ❤️
そしたら、後半マリウス子供のように感情全開。泣く泣く。
翼くんの演技に引っ張られて、父ちゃんやパニス、ファニーも1オクターブ感情のキーが上がったような熱演。感情が登場人物達の体から、わーっと発散されて舞台を包んでいるようだったの!不思議な体験⭐️
泣き虫なのに、舞台を牽引する座長(座頭って言うの?)今井翼を感じたこの日のマリウスなのでした。
演者の皆様方は役が舞い降りた時期を超えました。フィナーレに向かい、役の魂を役以上に強く広く発散していてオーラのよう。
はい、皆さん、ネットでチケット買ってー!もしくは、明日、松竹フォン(本当にご親切です⭐️)か日生劇場にお電話ですよ。新幹線と飛行機取ってー!
千秋楽は有給取ってー!大丈夫。期末、月末の月曜日、人生で1回くらい休んでも誰も責めません。そして、この「音楽劇マリウス」にはその価値があります。
明日25日(土)、26日(日)は12h、17hの2回公演。27日千秋楽は、13h開演です❤️
追伸
翼くんへのお手紙も書かず、洋次に物申すこともなく、マリウス鑑賞ポイントをお伝えしてみました⭐️是非、「音楽劇マリウス」をご覧頂きたくて❤️たまには痛いジャニヲタの言うことに耳を貸したら、良いことあるかもよ❤️❤️
翼くんへの追伸
今日も反応良かったみたいですね❤️最後の回まで、ずっと応援しています。
4番今井翼!ホームまで駆け抜けろ!!
「日替わりマリウス」、今井翼主演「音楽劇マリウス」2017年3月某日
リリカルマリウス→激情マリウス→漢マリウス→スタンダードマリウス(漢マリウスベースでソフトにした感じ。癖がない。ご年配の方が多い日でした。客層を見て、演じ分けてるの⁈凄い!翼くん!)と来まして、本日、泣きのマリウス!
前半、少しやさぐれた気弱マリウス。鬱屈のび太と私は名付けてみました。アンダルシアに憧れるフラメンコは「苦悩」。「懊悩」かしら?後半は「泣きのマリウス」でした。泣き虫くんめ。今日のマリウス、背中が丸まっちゃってて弱そうでした。よく丸まる背中ね⭐️
私、初めて「音楽劇マリウス」を観て泣きました。リリカルマリウスでも溢れ落ちなかった涙が。感動したからではありません。
カメラが入っていたのに、前半、皆さんモロッモロだったの(涙)。もっと良い回は沢山、たっくさんあったのに記録に残るのがこの回なのが悔しくて涙が出ました。
19日soiréeの「漢マリウス」を後世に残したかったわー(号泣)!
マリウスがやんちゃで男らしくて、ファニーの幼馴染のお兄ちゃん感、マルセイエらしさもあって、何より格好良かった!過不足なく、万人受けしそうなマリウスだったのにー!
(私は振り切れてるものが好きなので、どれか1マリウスと言われたら「激情マリウス」です。あの日の舞台は他の役者さん方も激しくて、本当に疾風のようでした。セザール父ちゃん、絶品❤️怖い翼くんに息を飲んだ。僥倖だったわ❤️観客がいつもより少なめだったので演ってくれたのかも。でも、「リリカルマリウス」が私には「新しい翼くん」のような気がしています。愛おしいリリカルマリウスがいなくなった時は、遣り切れなくて荒れたわ。)
役者さん方、台詞忘れ、展開忘れ、噛む、アドリブ、ハプニング続出。途中で芝居が止まるということはないでしょうけど、上手く繋がるかハラハラしました。ちょっと、dialogueのリズムが途切れて間延びした感が出ちゃってました。
柄本さんがあのようなことになるとは!父ちゃん、どうなさったの?疲れたの?それもまた舞台の醍醐味ですね。そうは言ってもさすがの柄本明様、上手いこと繋げられるのですが、毎日ご覧になっている方、かなり観ている人はきっと驚いたと思います。
うちの翼さんも初っ端から、「ファニー!」で声裏返っちゃいました。ああー(泣)。裏返ってもいいけど、裏返らない方がよかったわよね(泣)。
ベテランの役者さん方でも、カメラが入ると気合いが入って自分の見せ場を作ろうとする方、緊張する方、色々。いつもとは違うのでしょうね。
特筆すべきは美織ちゃん!
今までで前半は1番良かった。高峰秀子でも吉永小百合でも誰でもいいのだけど古い日本映画ヒロインのカリカチュア、モノマネ(洋次の趣味だから、これ…。)を止めて、初めて彼女のファニーをちゃんとやったの!
他の役者さん方が毎回変わる中、初日から何1つ変わらなかったファニーの演技。
往年の日本映画ヒロインのような発声とイントネーション。(あの発声、四谷雙葉出身の方などは今でもしますね。大久保さんが真似するプライベートのいとうあさこさんの発声も同じ。)レトロなイントネーションは指導されたものでしょう。(山田ファニーの物真似が出来るようになった人は私だけじゃないはず⭐️)でもね、魚屋屋台を営んでいるオノリーヌの娘があの話し方になるわけないでしょう?
演出で変えられなかったのだと思います。その分、歌で表現しようと頑張っていた気がしていました。
しかし、瀧本美織、本日、女優魂見せました。太いタマだぜ、瀧本美織。
カメラが入って記録に残るとなれば、後から怒られたとしても、昭和女優のモノマネをするのはプライドが許さなかったに違いない。「私はできるんだ。」ってところを見せたかったんじゃないかな?歌も気合い入ってました。
前半、他の方々がモロモロ、気弱マリウスの中、美織1人勝ちですよ。本来の意味でのヒロインですよ。
おてんばラテン女によりにもよって、今日は気弱なマリウス。マリウスの情けなさが際立ってしまって…。
私が泣くのもお解りになりましょう?格好いい翼くん、残して欲しかったー(号泣)!だって、格好良い回沢山あったんだもの!よりによって、情けなマリウスの日…。
松竹様、もう1度だけでいいからカメラをお入れ頂けないでしょうか?
私の観てきた「音楽劇マリウス」はもっともっと素晴らしかったから!
追伸
後半、スタンダードな感じに持ち直していました。情愛の話の場面でも、まだ、えもやんにはハラハラしたわ⭐️
「新生マリウス2日目」、今井翼主演「音楽劇マリウス」2017年3月某日
翼くんへの追伸
私の激情「マリウス完全キャラ変」、今井翼主演「音楽劇マリウス」2017年3月某日
⭐️ネタバレあり。閲覧要注意⭐️
某ホテルラウンジで飲んだくれています。飲んでいるのはミルクティです。下戸です。ピアノの演奏にBACKBORNを頼みたいくらいです。←楽譜ネットで公開されてますか?出てたら弾いて貰えます。号泣すると思います。嘘です。何か物悲しい気持ちになると思います。胸が痛い。
今夜の私は感情的かつ、感傷的です。←いつもよ!
本日は、自分勝手で偏った他人の感情を許容できる人格者の方のみ、ご高覧くださいますようお願い申し上げます。
まず、初めに申し上げておきたいのは、この山田洋次監督「音楽劇マリウス」役者陣が只今、絶好調で乗りに乗っているということ。今井翼はじめ、柄本明(今日のえもやんはかなり極まってきてる感がありました❤️)、私のオノリーヌこと広岡由里子、私の叔母こと田中利花が最高⭐️一般的には、林家正蔵の受けが良いようです。綾田俊樹もどんどん乗ってきている。←芸能人最高の敬称は呼び捨てです❤️
次に、親子、50代以上のご夫婦での観劇に非常に適しているということです。観劇後のお話が弾むのではないでしょうか?勿論、有閑マダム、有閑マドモワゼルの皆様方にもお勧めです。今井翼の演技とフラメンコだけでも眼福だから。ファンになられること請け合い。
そして、カンテが素晴らしい。初めてカンテと云うものを聞きましたが、遠い記憶が呼び起こされるような歌声。胸が締めつけられるようでした。カンタオール石塚隆充氏ご自身も格好良い⭐️
つまり、これは複数回「音楽劇マリウス」を観た今井翼ファンの、フランス文化愛好家の、ごく少数派の感想なのです。
テネシーワルツ流れてるわよ!!!江利チエミ。健さん!←三文安いおばあちゃん子なので昔のことをよく聞かされてきました。
本日、昼過ぎのエントリーが木っ端微塵に吹き飛ぶほど、マリウスはキャラ変しました。別人でした。数日かけて熟成されてきた私の淡い甘いマリウスへの想いもぶっ飛ばされました。ちょっと、待って!マリウスWキャストだった?
この衝撃お分かり頂けるかしら?
大好きなBar de la Marineでマリウスが立ち働く場面。あれ?翼くん、優しい顔しない。これ迄と違う。あれ?あれ?と違和感を持つうちに「マリウスどこへ行く〜♪」が流れる。椅子に座り物思いに更けるマリウスはきつい厳しい表情。
本日、マリウスは話し方、動作、仕草が全く変わり、荒くれ感のある激情家のマルセイエに変身⭐️ちょっと柄が悪い気さえするワイルドマッチョ。びっくり!!中日を迎えて予想外の展開です。翼くん、一体、何があったの⁈ 大胆に変えてきた!
此れまでに数回の観劇を重ねていたので、いきなりのワイルドマッチョマリウスに戸惑いました。
聞くところによると、こちらの方が実際のマルセイエのお国柄には近いのかもしれません。翼ソロのイメージにも近いかも。男らしく、すんごい❤️格好良いマリウス⭐️
本日、ご覧になった皆さん、マリウスが客席を見つめ去って行く最後の場面、過去との決別を心に決めた漢の表情に「翼、かっけー…。」となりましたでしょ?
あまりの変貌ぶりに気持ちがついていけませんでしたが、マリウスがファニーをガシッと勢いよく抱き締める場面に至っては「ここまでキャラ変してきたのか〜。」となんだか笑ってしまいました。キスシーンも勿論、変わってたから!
ムーンリバーにしてもらったわよ!!ホリー・ゴライトリー©️「ティファニーで朝食を」 ou 名刺には「旅行中」とだけ⭐️って女版寅さんよ!違うのよ!ホリーもマリウスも先なのだから、寅さんが男版ホリー、日本版マリウス、ファニー、セザールよ!洋次、寅さんを殺さないで!寅さんを殺すってことはホリーを殺すってことなのよ!
「翼くん、凄い⭐️」また思いました。
マリウス中日を過ぎて、ここまで全く別物に役の解釈を変えてくるとは。あそこまで作り上げていたリリカルマリウスを止めて。元々2パターン作っていたのかしら。もしかしたら、役柄の広さを見せる何らかの必要があったのかもしれません。
でも、でもね、皆さん!
天真爛漫で眼差しの優しいリリカルなマリウスには、もう2度と会えないんですよ、きっと…(号泣)。前半、後半で成長する様が愛おしくて堪らなかったあのマリウスに…(号泣)。
私のマリウス翼イマイ、どちらに行かれたの?船に乗ってしまったからもう会えないの?
このタイミングで変えてきたからには、今後はワイルドマッチョマリウスを深掘りしていくのでしょう。日替わりということもあるまい。
「ロシュフォールの恋人たち」(Les Demoiselles de Rochefort)を弾いてもらっているわ。大好きな映画の曲でも聴かないと遣り切れない。
某日、私の胸を熱くさせた「楽」と「憤」を同時に表すフラメンコ。My Best Marius Dayのアンダルシアフラメンコ。それももう観られない。憧れに胸躍らせるマリウスの踊りがもう観られない(号泣)。
本日は、「憤怒」と「焦燥」のフラメンコでした。翼くんが怖いくらいだった。踊り自体は、激情マリウス演技でテンションが上がったのか、今までで1番でした⭐️⭐️⭐️カテコのフラメンコ最高。ワイルドセクシー今井翼の真骨頂でした❤️翼ソロが好きな方には堪らなかったと思います❤️❤️
酷なことに、弾いたことないって言ってるのに“La Chanson des Jumelles”(「ロシュフォールの恋人たち」より) を弾いて頂いているわ!カトリーヌ・ドヌーヴと姉のフランソワーズ・ドルレアックが各々ピンク色と黄色のワンピと帽子で歌い踊るのよ!鼻血出そうなほどチャーミングなのよ!!
だが。だが、しかし。
がらりと主役の演技を変え、マリウスを別キャラに作り変えることは翼くんの一存ではできないでしょう。
山田監督の演出のはずです。
また、舞台演出としては私の気に入らない方向に進みました。
確かに私の行動は、真性ジャニヲタです。しかし、思考は真性ジャニヲタではない。翼出てるからオッケー!話つまらなくても翼見に来てるからいいの❤️ではない。
「洋次と私の問題」は初日から大炎上でした。
ファニーを…ファニーをなんちゅー「おじさんのペット」にしてくれたんや!!!ど日本人。古き良き日本映画のヒロイン像。正直、初日は途中で「…。もう、吉永小百合でも原節子でも置いときゃいーんじゃない?」と思っていました。しかも、それがメインキャラだから全体が往年の日本映画にしか見えなかった。
しかし、いくら私とて、集客のことを考えて言及するのは堪えていたのです。
ところがあなた!
ここにきてマリウスのキャラ変ですよ!!!
「Nen York New York」を弾いて頂いているわ!!辛気臭いムーディーな曲なんて今夜は聞いてらんない気分なのよ!!!
マリウスキャラ変は、何が理由なの?
「山田ファニーのことはもう目を瞑ろう。洋次のマルセーユだから。」そう思っていました。
でも、もし集客が理由なら、はっきり言うわ!
山田ファニーが女性の共感を全然っ、得られないキャラだから、一般のおばちゃん達観に来ないのよ!!!!(美織ちゃんの責任はない。台本と演出のせい。)
個々の俳優さん方は素晴らしい⭐️毎回変わって、役が豊かになっている。でも、役者さん方がいくら頑張っても台本がつまらないならどうにもなりません。
物語に入り込めない、マリウスとファニーの心理描写の繋ぎが悪く、展開に違和感を持たせる原因は、山田監督がファニーのキャラを改悪してしまったからです。おじいさんの理想像、意志のないお人形に…。
舞台見るのは、翼担とお芝居好きと有閑マダムなのよ!!
今の60代だって、学生運動を経験してない男女平等世代なのよ?そこにあの「考えない女」ファニーをぶつけてくるとは、マーケティングとかどないなっとんのや!!??レリゴーあない流行ったの忘れたんか!!!今、2017年やねん!!!
「賛否両論らしいね。」と背後の席からお芝居好き風、もしくは業界風男性の声が聞こえてきたりするこの舞台。
劇場、SNSで情報収集した限りでは、物語、ファニーへの否が多い。話がそんなに好きじゃない、レトロすぎる、ファニーが浮くなど。
①「私が押しかけたの。抱いてって言ったの。私が悪いの。あなたに抱かれるまでは私子供だったの。」
←都合いいな〜。完全にセクハラ。よくも2017年にこのような台詞を女性が多い観客に向かってほざかせましたね。そのセンス!おじいさんのオナペットかよ!!!(尾籠で下品でごめんなさいね。でも、それくらい本当は怒ってたの。)
ファニーが大人になったのは、妊娠してオノリーヌとクロディーヌと現実問題を話し合った時なのよ!そこから彼女は「考える女」になり、地に足をつけ行動し始める。
②「結婚しても、パニスは私の体に触れたことはないのよ。」←聖処女(マドンナ)化。引き続き、おじいさんの…以下、省略。
この2つの台詞だけで、相当げんなりする。わざわざ、この台詞を入れてきたこと自体がおっさん向け。この台詞聞いて感激するのおっさんだけ。気持ち悪い。そうね、私の90代の祖母ならするかも。
はっきり言って、ファニーがキャラ変しない限り、他の演者の方々がいくら頑張って演じ方を変えていっても、女性の支持は得られないのよ!!見てて面白くない気分になる女性像なのだから。
ヒートアップしてしまったので、「洋次と私の問題」は別途書きます。
では、今回のマリウスキャラ変、舞台に遠くからでもわかりやすく、メリハリを付ける為だとしましょう。
マリウスとファニーのバランス、悪くなってるっちゅー話やねん!マリウスがあないに強くなったら、ファニーもPagnolの原作並みに強くしないと駄目やねん!!ラテン男と古き良き日本人女性じゃ合わへんねん。ラテンにはラテンなんや!!!でも、あの台本じゃ美織ちゃんも演じようないわよ…。
今日のバランスだと、周りに妊娠告白から結婚までぜんっぶ!お膳立てしてもらい(何も自分でしないファニー…)、何かっちゅーとよく倒れるか弱き可憐なファニーが異質に見える。他の役者さん方にも演出が入ったのか激しい気性になっていたので、よく言えば、ファニーが引き立ち、悪く言えば浮き立つ。主人公かとも思う。あまりのファニーの不人気に美織ちゃんの事務所から物言いが入ったのかと思いました。「これじゃ、美織に良いところがない。」と。
「許してくれ、ファニー。俺の誤ち。」とマリウスは歌うが、ファニー謝るんはお前さんやで!!ほんとファニーがしたことは、自分の気持ちとマリウスに嘘をついて、結果、マリウスを苦しめただけ。バッドエンドを導き出したのは、ファニーとセザールとも言える。
◼︎ファニー「パニスと結婚するから。」とマリウスがマレジー号に乗るように仕向ける。
◼︎セザール「ファニーがパニスと結婚して子供が生まれた。」と手紙で知らせる。
洋上で、マリウス何を思う?ボロボロじゃない?
マルセーユに留まりちゃんと結婚考えよーと意志を変えたばかりで、ファニーにはパニスと結婚すると告げられる。父ちゃんもマリウスの船員生活2年なら2年後に知るまで放っておけば良かったのにわざわざ報せる。2人して打撃を与えて、マリウスが海に身を投げたらどうすんねん!!!
ま、これは原作でも同じなので、そこに私は相手を尊重するが慮らないフランス人らしい自分勝手さを感じておりました。「他者への尊敬」はあるが「他者への思いやり」のない人々。地続きの土地で食うか食われるか2000年近く戦争ばっかりしてたらそうなります。日本人とは根っこが違います。
しかし、台本演出上、この舞台でファニーがしたことは「嘘をついてマリウスをマレジー号に乗るよう焚きつけた。」以上!それだけ。唯一したことがバッドエンドを引き起こすことだけ。だから、人形じゃなければいいとこ狂言回し。マリウスじゃなくて、ファニーの誤ちよ!!!
そんなんで、最後の最後「マリウ〜ス!」と此の期に及んで未練たらしく叫ばれても、興醒めです。これも原作とは違います。最後は、マリウス、パパ、パニスの男3人で渋い場面で終わります。大人になって考える女になっていたファニーは、その前の場面できっぱりマリウスに引導を渡している。
マリウスではなく、ファニーの誤ち。
先日までは気づかなかったのに、マリウスとファニーのバランスが悪くなったことによって、浮かび上がってしまったこの台本最大の問題点。物語に感情移入できない原因。唯一することが誤ちを犯したことだけなのに、周りからよいしょされまくるファニー。違和感。
それは一般客リピしないでしょ。
本日は、私もマルセイエーズ気分で激情家になって書いてみました。
リリカルマリウスが消えてしまったから、猛烈に悲しい。
Au revoir, 私の愛おしい天真爛漫なマリウス。
今日からの新生マリウスは、今後どうなるのかしら…?
舞台構成、演出とは関係なく、翼くんの新しい漢マリウス自体は凄く楽しみです❤️PZやソロコンの翼くんらしいかもね。
リリカルマリウスは愛おしく、こちらのマリウスは恋焦がれる感じになりそう❤️!
「愛しいひと、愛おしいひと」、今井翼主演「音楽劇マリウス」2017年3月某日
⭐️ネタバレあり。閲覧注意⭐️
マリウスマリウス、フランス語のルソン、マリウスマリウス、華道、マリウスマリウスマリウス…そんな日々を送っています、こんばんは⭐️日生劇場に出勤、いえ日生劇場で残業という感じでしょうか。黒塗りのバンの後ろにタクシーを横付けし、いつもギリギリに駆け込んでいます。
焦るし、1日を終えて、顔はすっかり鉄分と糖分の足りない土気色のミイラ(エジプト懐かしいね❤️)。 ほんとはお休みの日にゆっくり仕度をして観に行きたい。でも、それ以上に毎回パワーアップする今井翼を見逃したくないの!←完全に一丁あがり。翼くん、やったね❤️to baseで育てたわね❤️広島と指環は恋のスパイスだったわ。
数々の葛藤、逡巡は今井翼に断ち切られ、今や言い逃れの出来ない真性ジャニヲタ。これで「ファン未満です。」なんて言えない…。
さて、3月某日。
今回の観劇で私が取れた席では最も中央前方。もう今後、何年も翼くんをこんなに近くで見られることはないかもしれない。
実は、片目が悪く、4列目でもクリアには見えません。(オペラグラスを長く使って舞台を観ることはよくないのだろうけど、私以上に目の悪い方もいらっしゃると思うので、それは翼くんも嫌な気持ちにならないであげて欲しいと思います。)片目ずつ舞台を観ていたりします。目元に力を入れるから、マリウスが始まってから眉間にはくっきりとした皺が刻まれてしまいました。
マリウス皺⭐️苦みばしったいい男になりました❤️翼くん、私この皺と生きて行くわ。この皺を見たら、あなたを、マリウスを思い出すの…。←皺、治るのかしら…(涙)?
3回以上観て舞台の全体像も掴めたことだし、今日は全ての瞬間、翼くんだけを見ていよう。他の演者さん方には失礼だけれど、そう決めました。
マリウスの全てが愛おしくて仕方なかった。
翼くんなのですが、マリウスなのです。
マリウスの魂が翼くんに同化して、翼くんがマリウスそのもの。
開幕から1週間以上経ち、他の演者の方々も役が舞い降りてきたように、演技がナチュラルに活き活きとしています。
近くで観られて、彼(翼じゃない方)が「今井翼の優しさが滲み出ている。」と言った理由がわかりました。←1回しか観ていない人に観察力で負けている。目が悪いから?
La trace inoubliable, et alors vivre
お手紙書きました。
結局、何を書けばいいのか分からず、大分ハードルを下げて前回の感想と今回の感想をポイントだけカードに書くことにしました。
「お手紙、絶対書く。」ってことだけは決めて、開演前、幕間それぞれ20分で書き上げるという逃げ場のないところに自分を追い込んでみました。←そこまで? 書き直しできない。字が汚くても、字を間違ってもそのまま出すの。ぜーったいに!
そうしましたらね、締切があったら書けましたのよ、奥様!ギリギリにならないとやらない性分…。あ、誰かもそのようなこと言ってたかしらね?
結果、メモ書き。膝の上で殴り書き。
隣りの翼担のお姉さま(4回目の観劇ですって。毎回、最後の翼の歌で泣くと仰っていました。)と反対側の時間があったから観に来てみた風の男の子(大学生らしい。)にチラ見されて少し恥ずかしかったけれど、なんとか箸にも棒にもかからないようなことを書きあげました。
好きな人の役に立つどころか、翼くん、ゴミを増やしてごめんなさーい(涙)。でも、カードはマリウスっぽくて可愛いわよ❤️
あゝ、「あしながおじさん」を再読して、返事の来ない相手に出す愉快なお手紙の書き方を学ばなければいけないわ…。←私はあしながおじさんで、ブラウン大学(アイビーリーグの1校。エマ・ワトソンが卒業生。)のスクールカラーはオレンジ色という凡そ一生使うことはなさそうな知識を学んだ。
さて、Habitación de Alas。
ありがとう。
翼くんが幸せで良かったです。
そうね。私、感謝が足りなかった。
ベッドから眺める空より、2本の足で歩いて見上げる空の素晴らしさに気づけていなかった。
生きていなかったら、フランスの空も翼くんのマリウスも見られていなかったわね。
忘れることはないけれど、思い出さないくらい、いきよう。いこう。
今に。今を。今井←すみません。
勿論、憶えてるし忘れないあの日からのこと。在る命に感謝して。
翼くん、1週間10公演、お疲れ様でございました。
10公演!えらかった⭐️頑張ったね⭐️←妄想la maman de Marius 疲れもピークだったでしょう。
ジューシーで良質なたんぱくを摂って、気持ちとお腹は満たされましたか?美味しそう。
明日は体のメンテナンスdayかしら?もしや、お仕事…?もし、お仕事でも、せめてたっぷり眠って体を癒してね❤️
Bonne nuit, Ala❤️mais le soleil s'est levé.
翼くんへの追伸
Wミーニングになってるのよね?
「マルセーユの人々、ときどき洋次」、今井翼主演「音楽劇マリウス」2017年3月某日
⭐️ネタバレあり。閲覧注意⭐️
複数回の観劇を経て、やっと落ち着いて観られるようになりました。
エンターテイメントとして、誰のファンでなくても一般的に楽しめる舞台です。親子で観劇されるとよろしいのではないでしょうか❤️
まだまだ観に行くので総括めいた感想は控えますが、ランダムに主だった役者さん方への感想を。
⭐️セザール:マリウスの父/柄本明
さすが!
セザールが1番実際のMarseillais像に近いのでしょう。
原作脚本のCésarみたい⭐️豪放磊落な明るい激情家の人情家、少しおとぼけで愉快なセザールを、熱烈に自由自在に演じていらっしゃる。凄い!凄い!笑わせて、ホロリとさせてくれます。
山田オリジナルの「音楽劇マリウス」は、マリウスの成長、親子の情愛(セザールとマリウス、パニスとマリウスの子、オノリーヌとファニー)にフォーカスしていると思われます。最終幕、セザールが語る「親子の情愛」の話が物語の山場。
柄本さんがいらっしゃるから、舞台がピリリと締まります⭐️
再見では、初日聞き取りにくかった声が出ていました。一部、わざと聞き取りにくく演技した部分もあったと思うけど。マイクの調整のせい?
こぶちゃーん!香葉子も泰葉もオレンジ色の着物(林家と云えば、ちゃ〜ざ〜のこんちゃん、秩父のたい平さんが目に浮かぶ。)も見えなかったよ。根津もオムライスも見えなかったよー!
セザールの幼馴染、のび太感に溢れた気の優しい面白パニスで良かった。
脚本が違うから仕方ないのだけど、原作のパニスには小金持ちになった頭の良さとファニーを教え諭す包容力があります。
「何万フラン持っている。」というオノリーヌとの会話があるけれど、あそこにパニスの頭の良さを感じさせる台詞が1言、2言あると良かったかなと思うわ。そしたら、パニスがただ優しいだけのお金持ちじゃなくて、キャラクターに深みが出るでしょ?
もう1つ言うと、パニスの見せ場、マリウスにパニスがマリウスの子と知りながら育てている我が子を「たった1人の私の子供なんだよ!」と掴み掛かり、訴える場面。
この場面には、原作では伏線があります。パニスのご夫婦は不妊で子供を持てなかったのです。でも、パニスは子供が欲しくて、お店の看板にいつか付けようと「◯◯&fils」(英語の◯◯&son 誰々と息子のお店の意)のアルファベットの飾り板をずっと持っていたの。パニスは子供を持てなくて、徐々に生きる張り合いを失っていたとも言っていた。
そういう伏線エピソードを少しでいいから台詞に紛れこませてくれていたら、パニスの見せ場、こぶちゃんの演技はもっともっと観客の胸に迫るはずなの。
って、こぶちゃんじゃなくて、先程から私、洋次に言ってるわね。
⭐️オノリーヌ:ファニーの母。/広岡由里子
きゃーっ!!私のオノリーヌ!!!オノリーヌ最高です❤️原作の娘思いで計算高いはすっぱなオノリーヌのfondをそのままに、最高にコケティッシュでチャーミングに仕上げてくださいました❤️❤️
何て言うのかしら、舞台を走り回ってるわけではないのだけれど、縦横無尽に伸び伸びと演じてらっしゃる感じが気持ち良い。
さすがに原作のままのオノリーヌでは、毒気がきつすぎて日本人には受け入れ難かったと思います。それをなんとまぁ素敵な形にしてくださったことか❤️
オノリーヌはこんなにチャーミングなママンだったのね(๑˃̵ᴗ˂̵)
オノリーヌに関しては、山田脚本(台本)で人となりを過不足なく伝える台詞が入っているのよね。パニスに言う「うちには名誉ってもんがあるんだから。」の台詞は、勿論逆説的な意味。港の魚屋、名誉はない。その後に続く、若い頃はイタリア男と…の件で、オノリーヌ、ファニーのいる社会階層、生活はだいたい分かる。
クロディーヌ田中利花さんとの掛け合いも最高。クロディーヌがアドリブを入れてきているのかな?少し変わってきています。
男性陣の掛け合い部分は、飄々とした落語的世界、山田洋次のテンポです。しかし、オノリーヌとクロディーヌは女性の生理に合った(私に合った、かな?)テンポ。リズミカルで洋物らしい。リズム、リズム!
ファニーの妊娠が知られる場面、舞台セットと物語の展開上、オノリーヌ、クロディーヌに加え、パニスも入って結婚話まで進んでしまいます。
でも、原作では、女3人の長い良い場面なの。
妊娠を告白するファニー、激怒するオノリーヌ、たしなめるクロディーヌ。感情の爆発から、意地汚いような損得、見栄、超現実的な今後の生活の話、人間が綺麗事だけでは生きていけないとよく表れている場面。ファニーが母親として自覚を持ち始める、大人になる場面でもある。
しかし、今回、山田ファニーは往年の日本映画ヒロイン、可憐なだけのお人形に改変されている為成長しません。ずっと一本調子。
「片親の方が良い子に育つっていうしね。」(クロディーヌだったかな?)で3人のシーンはしみじみと終わる。
山田舞台では完全オリジナル、台詞も違えば、登場人物、場面の役割も違う別物のシーンですが、オノリーヌとクロディーヌの掛け合いは原作の女3人の場面をしっかり内包している気がします。
何故かしら?ほんとは女3人のシーンは台本にあったけど、父と子の情愛の話に尺を取るから、削られたとか?広岡さん、田中さんが原作お読みになっている?
感情の爆発、今後の生活に向けた打算、生きる為の力、そのようなけして綺麗ではない人間の姿、苦い味を笑いでまさに包んでくれています。
オノリーヌとクロディーヌの場面に歌はないけれど、お二人の台詞回し、息遣いでリズムが聞こえる。明るくお洒落な雰囲気があります⭐️
広岡さん、田中さんで、ファニーが妊娠告白をする女3人の場面が見たかったな⭐️お二人なら、あの場面をまさに「苦い味を笑いで包んで」なおかつ、その笑いが何とも明るくチャーミングになるはず❤️
本来なら、FannyがLa penseurse(考える女性)に変換する場面でもある。山田監督によって、可憐なだけの狂言回しにされたファニーに、少しでも「考えている」台詞を与え、人形から人間にしてあげて欲しいとも思います。うん、洋次にまた言ってる。
本日は2回公演⭐️
銀座でのお買物を中断して、日比谷日生劇場今井翼主演「音楽劇マリウス」に是非是非❤️ご家族で観に行かれてはいかがでしょう?親御さんへの観劇プレゼントにも。
観劇後のお食事では、親子のお話も深まることでしょう。
13時、17時開演です❤️