今井翼RUSH、「首都圏ネットワーク」2017年3月2日、明日は日生「マリウス」へ

もうきっと、書いても大丈夫。「Marius」、「Fanny」を読んで、初めに私の頭に浮かんだMarius像は2000年前後のTOKIO長瀬くんだった。熱くて真っ直ぐな思いが迸るように発散される。思いが強い光線となって、その場に居る者らを射る。

登場人物の思いの光線が、強く目に見える塊の如く飛び交い、それらにフランスらしい洒脱なユーモアやesprit (フランス流の粋と言いかえてみたい。)が加われば、私は胸躍るな❤️と思っていました。

「首都圏ネットワーク」、翼くんのマリウスは繊細だった。言葉にならない想いを表情、仕草でリリカルに語るマリウス。細やかに神経が行き渡ったお芝居。

ハッとした。マリウスの気持ちが演技に乗っている気がしました。

マリウスの気持ちに翼くんは多くタッチ出来たのかなと思います。

「どう演じるか？」ではなく、マリウスの気持ちへの「なぜ？」の解答が沢山積みあがり、タッチできた分だけ、繊細な心の機微を伝えられているのだと思うわ⭐️ 

マリウス今井は端正でもありました。よく、翼くんは品があると形容されるけれど、街で『いい男』だと言われているマリウスは生真面目で切なくて、しっかり格好良かった❤️

佐藤先生もいらして、フラメンコも踊っていたわね。

翼くんの演技は、直近だと「ナイフの行方」しか観たことがなかったから、お稽古1ヶ月にしてこの仕上がり、山田監督とご一緒させてもらえて本当に良かった！と幕も開かない今から思っています⭐️

お稽古期間のあまりの短さに慄いていたけれど、もう大丈夫。安心！

to baseで翼くんが仰っていたように、客席から表情はそんなに見えないから、台詞で伝わるようにもしなければいけない。

マリウスの気持ちがどんな風に客席にぶつかってくるか、期待しています⭐️全貌を観たら、マリウスのマルセイエらしいgai(陽気な、明るい)なところも感じられるのでしょう。楽しみ(๑˃̵ᴗ˂̵)❤️

ここからは、「洋次と私の問題なんで！」です。

舞台を見て頭に♪チャ〜チャリラリラリラ〜が流れたらどうしよう、柴又に見えたらどうしよう、こぶちゃんの声がした途端、海老名香葉子と泰葉が浮かんで根津に見えたらどうしようと、フランス愛好家なだけに心配しておりました。(パリ好き、フランス好きは東京下町好きが多いです。私も両方好き❤️寅さんも好きなのよ。) マリウスについて言及を避けるくらい、わりと深く心配していた。

フランス文化に思い入れがなければ良かったのだけれど、マルセル・パニョル作品なのにフランスが感じられなければ私は軽く失望する。必ず。あゝ、何故愛してしまったのか！今井翼の前にフランスを。翼くんを愛しているかと云えば、知らない人なのでまだ❤️そういうとこがリア恋っぽい❤️

しかし、「これって山田洋次オリジナルなんでしょ？」と云うツイートが私の翼くんとフランスが拮抗する胸の内を軽くした。カルチャー好きらしいその方はフランス版「Marius」と「Fanny」も観ていらして。彼(翼じゃない方)も「そりゃそう(洋次オリジナル)でしょー。」と言っていました。

原作脚本抜粋ではなく、オリジナルの台詞が入って、オリジナルの繋げ方、展開になるのかしら？多分、そうよね。←気づいてなかったの私だけ？ガチの原作脚本翻訳を繋げた台本だと思っていました。

“Marseille”でも「マルセイユ」でもなく、「マルセーユ」。洋次が創る大人のおとぎ話の世界。

作品は監督のもの。

山田洋次と今井翼のマリウスには、どのような化学反応が起きているのでしょう？

「首都圏ネットワーク」を見た限り、今井翼に乞うご期待⭐️⭐️⭐️繊細なニュアンスをリリカルに表現する今井翼、とくと拝見致しましょう！

皆様も、明日は日生「マリウス」へ❤️

追伸

柄本佑さんのエッセイで、柄本家のおばあ様(柄本明さんのお母様？)が無類のフレッド・アステア好きだと知りました。アステアを観てると恋する少女のようになっているのですって。

柄本さんもステップ踏まれたりするのかしら？あったら嬉しいわ！

追伸2

「翼くんに会える〜❤️」と舞いがっているかと思いきや、意外と普通に役者今井翼と舞台にフォーカスしてるでしょ？

観終わった後、自分がどうなっているのか興味津々。「翼くん、かっこいい。」しか言わなくなっているかもしれない。

翼くんへの追伸

この熱気と勢いのまま、本番へ！

プレッシャーや恐れは、お風呂でとことん味わい尽くしてから手離して。

それから、「笑顔でいっぱいのカーテンコール」をイメージ。できる！

32時間後には、そうなってるわ⭐️

あなたの未来は前途洋々、大船に乗った気持ちでいてね❤️