Maison d'Ailes

今井翼にハマりそうな、拗らせそうな。一般目線とヲタ目線を行ったり来たり。ファン未満の葛藤。

C'est parfait!Matinée et Soirée du 26 mars, 今井翼主演「音楽劇マリウス」

備忘録。
 

My best Marius更新⭐️⭐️⭐️何も言うことありません。完璧。今日のsoiréeが千秋楽でも良かったくらい。

 
それにしても男前マリウスを始めたのは昨日だと思うのにmatinée, soiréeと更にさらに今井翼も舞台も進化させてきて驚愕。柄本明さんも更にパワーアップしてきてびっくり。底なし。えもやん、すごい…。←えもやんのファニーって、安藤サクラちゃんなのよね。いーな❤️サクラちゃんが娘で。
 
リリカルマリウスを終え、完全キャラ変、激情マリウスを経ての19日漢マリウス(多分万人に受ける)路線ではあるが、男前マリウスからはやんちゃさが失われ、成熟を感じさせる大人の男となっている。
 
matinée 前半
普通に格好いい。ほのかに野性味を感じさせる、芯のある男らしい男。女性客は大好きな前半だと思う。ヨーロピアン男性の物腰を非常に感じる。どうしたの⁈翼くん!私がやっと気づいただけ?
ファニーを好きなことが前半から明確に浮き彫りになる。ファニーから告白を受ける場面の細かい動き、表情の変化でわかる。明日、皆さんよく見て。
 
ファニーからの告白、船員になる話し合いの後、店に帰ってくるマリウス。「父ちゃん、店閉めるよ。」の表情に2つ(マルセーユ、もしくはファニーと航海)の間での揺れが非常によく出ていた。テーブル拭いて椅子片付ける場面です。演技がポイントを押さえたことで、物語が整理された印象。
 
笑いを作る演技、台本にない間、感嘆詞や相槌、遠くに飛ばす分かりやすい演技、アドリブ対応、初日に比べて翼くんは本当に腕を上げられたと思います。←何様?Aile様❤️
 
私にはわかるよ。
父ちゃんにタダ飲みを咎める「うぉい!」、デートにでかける父ちゃんと入り口ドアでの攻防、その前の「と倅が申しておりますので〜。」前後、話に「んー。」と相槌を打つところ、パニスからプロポーズを受けたと知らされる場面で「冗談だろ?」とコミカルにファニーに迫る演技、ブラン氏と父ちゃんのデートを知らんぷりする場面、布巾でテーブルの虫をパンと叩いたり、脚を行儀悪く組む仕草。父ちゃん方を眺める目は少しシニカルになって、「一生このカフェのおやじをやる。」ことへの反発が見てとれる。「240本」、パニスとの喧嘩。他にもいっぱい、いっぱいある。
 
リリカルマリウスはしなかった動作を漢マリウスはしてる。
物語の本筋ではないけれど、マルセーユの人々の日常を表現する大切な場面、マリウスの人となりを表す場面で。
 
 
matinée 後半
大人マリウスなだけに前半との成長幅は感じられない。
感情を抑制し、堪えるマリウス。時折、抑えきれず感情を爆発させる。強くありたい、強くある、しかし、弱さを持つことを何処かで知ってもらいたい男性客の共感を呼びそう。←さすがにほんまもんの男ではないので私には分からない。
 
最後、マリウスが旅立つ場面。遠くを見つめるマリウスは決意、決別の表情、から一転込み上げてくる嗚咽に顔を歪める。が、すぐに口を真一文字に固く結ぶ。歯を噛み締めるように。
強さと弱さを内包し、他人の幸せを願うことができる人間の痩せ我慢を表現。男の美学。ハードボイルド。
 
つまり、車寅次郎。山田監督のオリジンである「マリウス」を今井翼が「寅さん」に繋げたこの瞬間、「音楽劇マリウス」は完成を見た。
 
翼くん、おめでとう。貴方にとって山田監督は特別な方だけど、監督にとっても翼くんは特別な人間になったと思う。
 
カテコ後のフラメンコ冒頭、♪ちゃ〜ちゃりらりらりら〜(「男はつらいよ」のテーマ)が流れるのは、洋次ファンへ単独でサービスしてるのだろうなとずっと思っていました。
でも、マリウスと寅さんが繋げられ、やっと腑に落ちました。これなら成立する。
 
 
若干、結局、古き良き日本人女性の理想像と日本男児の話になってるんじゃ…、フランスどこ行った?と頭を過る。しかし、マリウスの類型はフランス人男性にも見られる。が、内股で身を小さくし、シナを作るフランス女はいない。
 
Soirée 前半
美織ちゃんがいい!美織、カメラが入った日と云い、前楽と云い、ここ1番でやる女。というか、普段は演出の縛りがやはりきついのかしら…。
 
マリウスと他全体は、matinéeのブラッシュアップ版。えもやんに不覚にも泣かされそうになる。何なの!えもやん!進化?本気?何⁈
 
Soirée 後半
美織ちゃん、また往年の日本映画ヒロインに戻る。でも、仕方ないよね。結構な人数の女性達が引っかかりまくる後半のファニーの台本だもん。(因みにSNSだと全世界に向けて大公開になっちゃうという理由、素敵な休日の私アピが理由で無難に誉める人も多い&大多数のジャニヲタは自担がお仕事ご一緒する人を絶対批判しないけど、劇場で褒める声が耳に入ってきたことはない…。)
 
で、あの難しい歌でまた声を張り上げる。案の定、音外す。(今回に限らずで、観劇した回でこの曲まともに歌えたことは1度もない。難しい曲なのだと思います。この曲だけで、ソロは凄く良いと思います⭐️)あーあ。
音さらい直してくれた気配はあったけど、やはりよろよろと音程は不安定…。最高音部の外しっぷりも目立った。
 
でも、翼くんは大体しっかり音程取れてたし、もういいわ。あと千秋楽しかないし、美織ちゃんが叫びたいなら叫びなさい。心置きなく。
 
余談ですが、2人の声はハーモニーとして溶け合わない声だと思います。
 
翼くんの声は木管楽器、美織ちゃんの声は金属音(金管楽器ではない。)、もしくはトライアングル、鉄琴。トライアングルかな。
 
それぞれ主張するので歌の掛け合いや強弱をつけてポイントで重ねるのは綺麗なのだけど、同時に歌うと結構きつい。
想像してみて、SAX(ジャズやファンクのビャービャーバリバリした音色ではなく、リード3半位で吹く円やかかつ艶やかな音色が今井翼の声です。)とトライアングル、同音量でのロングトーン(トライアングルは音が小さくなっていくので実際はありえない。)。きついでしょ…?
 
ハーモニーは滝翼だよね⭐️と良く聞きました。瀧翼じゃダメだと。
 
マリウス、matinéeに激しさと泣きが加わる。Parfait!!
 
でも、2つだけ。オノリーヌとクロディーヌが赤ちゃんを連れてくる場面。マリウスが頭ペコリはおかしい。うっかりやってしまったのだと思う。お辞儀の文化はフランスにはない。頷くとか首を傾げて「ああ。」みたいな感じに留めて欲しい。
 
最後のマリウス旅立ちの場面、soiréeの表情は嗚咽だけ。いつもは2回、目線切るけど、今回1回じゃなかった?最後、忘れた?
matinéeの時と同じ顔しないと、寅さんに繋がらないよ。寅さん、泣き虫なだけじゃないから。
 
 
そんな感じの前楽でした。
 
明日、もしとんでもない感じになっても、今日の「音楽劇マリウス」で私は大満足です。この作品の正解は出たと思う。ここまで追いかけた甲斐がありました。
 
4番、今井翼、ホームを踏みました!
明日は、ホームを走り抜けたその先!楽しみです❤️❤️❤️
 
 
翼くんへの追伸
お喉潤わせてあっためて、早く眠ってね。
明日は、貴方に同化しているマリウスが感じるがままに⭐️
 
翼くんへの追伸2
私、男前マリウスになってから、何故か屋鋪さんが思い浮かぶのだけど…。 
 
追伸
5時に目が覚めました。でも、今日でゴールした感があるから、明日はおまけ。リラックスして観れそうです❤️私、翼の何なのさ?©️港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ←強火超えて、業火翼担です…。
 
追伸2
翼担の先輩が「私の好きになった今井翼はいつでも最新を最高で塗り替えてきた。」(ニュアンス)と仰っていて、それがよく解りました。
 
追伸3
本日、千秋楽。AM3h43、目が覚めてしまいました。また寝不足。←ずっとです。初日と同じく、「見果てぬ夢」を聴きます。