Maison d'Ailes

今井翼にハマりそうな、拗らせそうな。一般目線とヲタ目線を行ったり来たり。ファン未満の葛藤。

雑感 vol.1、今井翼主演「音楽劇マリウス」

DVDにしてもらえるかどうか分からないので、出来るだけ感想の記録を。
 
翼くんのファンになってから、過去のレポやブログを読めることがとても有難く。タッキーと翼くんが別々にソロデビューと新聞に載ってしまった後の滝翼デビューを望む嘆願コメントなどもネット上に残っており、当時のファンの皆様方の気持ちを知ることができてなかなかに感動するのです⭐️
 
 

⭐️カテコ後、マルセーユの人々の真ん中でマリウス、ジプシー、ファニーがフラメンコ踊る場面の解釈

 
マリウスが旅立ち、ファニーが「マリウ〜ス!」と叫んで幕が降りた後、1度目のカーテンコール(役者さん方全員が出てくる。)その後の何かです。お芝居の場面なのかファンサービスなのか。
ご覧になった時期、観劇回数にもよって違ってくるかとは思いますが、皆さん、どげな解釈をしてたとですか?私はこんな感じでした。
 
初日、F「マリウ〜ス!」私「(ファニーは)そんな女じゃねえよ(O_O)!!!あんた、一体誰なんだ!?」←言葉遣い。で、まず気が遠くなりましたでしょ。
続いて、全員が舞台上に出てらして、観劇中、脳内で聞こえたらどうしよう⁉︎と心配していた♪ちゃ〜ちゃりらりらりら〜(「男はつらいよ」のテーマです。私はマリウスがただの「寅さんの焼き直し」になることを非常に恐れていたのです。)を実際に聞かされるに至り、私は意識を保ちながらにして気を失うという芸当を見せました(O_O)。←生きながらにして死ぬ。シャバアーサナ?全然違う。
 
初日は、♪ちゃ〜が聞こえてきて「あれ?何のメロディかな?聞いたことある?」というような翼くんマリウスの演技もなかったように思う。定かではない。記憶飛んでるから。
翼くんは寅さんの帽子を手渡され、それを被って踊ります。そして、初日から、私の知る限り9日まではマルセーユの人々からの「マリウス!」や「ファニー!」と云った掛け声がありませんでした。
 
何をやっているのかさっぱりわからなかった。
 
まぁ、劇は終わってカーテンコール後だから、寅さんファンと今井翼ファン、双方へのサービスなのだろうとは思いました。翼くんが踊るのは分かる。しかし、フラメンコ始めて1ヶ月のおなごの踊りを見せられなあかんのはなんで…(O_O)?美織ちゃんの習い事発表会なん?
 
第1回ツバサイマイ公会議
私「お芝居が終わった後より、カテコのフラメンコが終わった後の拍手が大きいのはよろしくないと思うの。役者さん方ショックじゃない?あの場面を入れるなら、劇中の方が良くない?瀧本美織じゃなくてファニーが踊らないと整合性取れなくない?」
彼(翼じゃない方)「いいんだよ、あれで。アイドル主演のエンタメなんだから。ファンサービスだよ。」←1回一緒に観ました。
すみません、辛辣な2人で。でも、「嫌なら見るな。」じゃなくて「批評されるのが嫌なら創って発表するな。」なんだぜ⭐️
 
すがす、そのあどマルセーユの人々が「マリウス!」、「ファニー!」とコールすながら盛り上がるようになり、「こんれは、マリウスとファニーの果だせながったハッピーエンドの未来かマリウスが旅立づ前の幸せな思い出のスーンなんだべな。淋しく終わらせたぐなかったんだべな。」と思うようになったのでがんす(郵便配達さんが私に乗り移りましてよ!)
 
しかし、依然として♪ちゃ〜(「男はつらいよ」のテーマ)とマリウスの寅さん帽は、寅さんファンへのサービスだと認識しておりました。
 
そして、千秋楽前日の26日。
マリウス旅立ちの表情を見て、やっとこさ「“Marius”, “Fanny”が『男はつらいよ』の母港なのです(最初から仰っていたことですが、この演出と結びつけては考えられなかった。)。マリウスと寅さんのessenceは、繋がっているのです。」と云う洋次の演出の意図なのか、私の勝手な思い込みなのか分かりませんが、そんなよーな結論に達したのです。
かの演出がわすの胃の腑に落んぢるまんで、その間20日間。長かった。すみません、鈍くて。
 
⭐️Bar de la marine
 
下手端っこから観た時にBar de la marineがマルセーユの人々にとってどのような存在なのか解ったような気がします。
それまでは、マルセーユの人々が「マリウスどこへ行く♪」を歌おうとも、その時はマリウスが「航海に出たい。でも父ちゃんが…。ファニーが。マルセーユが…。」と椅子に座って葛藤しているので、翼くんの演技をガン見でした。
 
しかし、黙っていてもマルセーユの皆さんが視界に入る下手。
皆が気軽に立ち寄り、ご近所情報と港の情報が集まり、何か知りたいことがあればde la marine行こうと思うような、日々の中でいつも変わらないものとして人々に安心感を与える港の灯台のような、地域の皆さんから深く愛されているBarなのだと気づきました。名物おやじセザール父ちゃん(「マルセイユの親分」と呼ばれていましたね。)とイケメンで気持ちの良い息子マリウスも愛されてるわね❤️
 
⭐️多国籍の人々が集まるマルセーユの演出
 
最初のアラブ人、花売りのニャ、プティの歌、ジプシー、ファニーとピコアゾーがアルジェリア生まれ、ロシア人来訪、日本の船が入ってきたエピソード、イギリスの船員達へマリウスのスコッチの注ぎ方が悪かったエピソードかな?他にもあります?
 
舞台で表現するのは難しいなと思いました。映画なら一発なのにね。ロシア人登場は唐突な感じがありました。
 
⭐️ファニーが最後に叫ぶ「マリウース!」
 
映画にしていたら無かったでしょうね。マリウスが空を見つめ立ち去る旅立ちの場面で終わっていたと思います。ネイビーのPコートの背中から暗転とか。
マリウスの旅立ちの場面が舞台真ん中で出来たなら、それがラストで良かった。セットの関係で旅立ちのマリウスは下手に立ち、すぐにマルセーユの群衆に紛れる。群衆出てくるのがマリウス旅立ち後なら、下手マリウス旅立ちのラストでもいいな。名場面❤️

 原作ではファニーは未練がましく叫びませんし、そもそも別キャラになっているわけですが、まぁ私には苦行の時でした。いつもマリウスが立ち去った瞬間、「これはファニーが心の中で叫んでるだけなんだ。実際には叫んでないんだ。」と碇シンジくんよろしく自己暗示をかけるか頭のスイッチをオフにしていました。
別に洋次の「マルセーユ」、山田ファニーでもうよいのですが、このファニーをフランス人だと思われること、洋次のマリウスがフランスでまんま愛されていると信じられることにどーにもこーにも最後まで抵抗がありました。フランス愛ゆえ。
 
何か別のラストを模索できないかしら。ほら、洋次!考えて。
 
⭐️映画だったら?
 
テルマエロマエです。それでも観てみたい。大画面でマリウス翼の表情が見たい。舞台の500倍くらい胸に迫ると思うわ。意地悪な私も呼吸が出来なくなる程、泣く自信がある。
 
泣かせればいいわけではないけれど、あの熱くセクシーな男がスクリーンに映し出されたら老若男女問わずハートを鷲掴みにされる❤️
to base聞いてるタクシーの運転手さんも映画なら敷居低く観に行くと思うわ❤️(日生に向かうタクシーで、年の頃は60代後半から70才前後、to baseをお聴きの運転手さんに会えました。フライヤー差し上げたら「よく聴いてるよ。いい男だねぇ。テレビに出てる他の(ジャニーズ)子達とは違うねぇ。」と仰っていらした。声と顔を一致させてみた。太い男前感は昭和の男性に受けが良い。)
 
お金かかるよねー。でも、映画になったら、大分展開に対する違和感を解消できそうな気がします。
 
 
追伸
ほんとにいつまでマリウスについて書くのかしら?「座席まとめ」も書きたい。滝沢歌舞伎の千秋楽くらいに書き終わったりして…。