Maison d'Ailes

今井翼にハマりそうな、拗らせそうな。一般目線とヲタ目線を行ったり来たり。ファン未満の葛藤。

マジメか、「屋根裏の恋人」第7話「憎悪の告白」今井翼以外編 2017年7月15日

⭐️犯罪話と不倫話が苦手な方、閲覧注意です

 

狙ってきました⭐️「エビチリです!」

あと、夏でずっとシャツ1枚だったのに、逃亡者の証、黒いロングコートを着だした樹。スーパーの袋をぶら下げて、海を眼前に佇むどすこい母ちゃん。これくらいがツッコミポイント?

さ〜て、今週の「屋根裏の恋人」は↑、「誠、殺人を告白する」、「女のプロ、警察リークを告白する」の2本でお送りされ、物語は新たな展開を見せて面白かったのですが、いかんせんメロドラマ路線は変わらず。樹シーン少なめも変わらず…。

しかし、最終回を前にして、いよいよ「大映ドラマ マジック」にまんまと嵌り、気づけば真剣に観始め、また考え始めてしまったのです、あら⭐️不思議。

 

⭐️衣香「殺人犯でも愛したの。」

 第6話「殺人犯でも愛してる。」(衣香の台詞)の時点で、「ぶぅわぁぶぅわぁあ、すっこしはくぅあんぐぅあえろっ!(ババア、少しは考えろ!)人殺すっちゅーことがどないなことか理解しとんのくぅあっ⁉︎この花畑がっ!」と大映ドラマに言うてもせんないことを思っていたのですね。←真面目。そして、「あー、でも、死刑囚にお手紙書いて結婚する人っているわよねー(棒)。どういった心理なのかしら?」と更に真面目な疑問も湧いていたのです。

 

そうしましたらね、奥様、ググってみましたところ、「死刑廃止」活動家の方が死刑囚と交流できて、文書も手に入ると云うのでご結婚なさったりするのだそうです。そういうカラクリだったんだ…。利用してるのですね。間男に狂うのも、思想に狂うのも恐ろしいですね。「屋根裏の恋人」は、この夏、私を1つお利口さんにしてくださいました。ありがとう。

7月13日、奇しくも死刑囚2名の死刑が執行され、またEUはじめ各国から非難もされ「世界でもこんなに犯罪率の低い先進国もないというのに←日本のこと、(治安と犯罪率がどエライことになっている)ご自分の国のことを棚に上げて内政干渉するのは止めて頂きたいわ。あぁ、嫌、嫌。」と、独りごちていたところだったので、そのようなお話を知り大変感慨深かったです。

 

 ⭐️誠、愛人との別れ方が下手すぎる

第6話では手切れ金300万円←公式情報。を渡し、女のプロ(杏子役三浦理恵子)に「私、そんな安い女じゃない!!」と叫ばれて、札ビラを撒き散らされていました。Aileも少ないと思った。もしくは手切れ金は渡さない方が女のプロのプライドを傷つけなかったのではないかと思いました。

誠の手切れ金算出方法は如何に?

300万、杏子の年収何分の1でしょう?杏子がお持ちのバーキン1個、現在、ベーシックタイプだと100万強、ちょっと変わった革なら200万前後かと思います。300万、バッグが3個買えるか買えないかの金額です。杏子は働く女性なので、300万円を稼ぐ重みは分かっている。しかし、同時に「こんなの数ヶ月で私独りで稼ぐわよー!!ふざけんな!」とも思う金額だったことでしょう。

そして、36才から44才まで8年間付き合っていたと。300万÷8年÷12ヶ月=1ヶ月3万1250円です。杏子はショートカットなので、1ヶ月に1度は美容院に通っていると思います。カット、カラー、トリートメントで、だいたい3万円前後。8年間分の美容院代。ドモホルンリンクル代を入れたら足が出ます。

杏子にとって、300万はそういった価値だと思います。要りますか?要らないよね。

 

見逃してはならないのは、この8年間の愛人生活で杏子は子供を産めるラストチャンスを逃したことです。杏子は、一生、自分の子に会えない。誠、杏子、双方合意の下に不倫関係だったわけですが、リミットのある女性側には重い事実です。

通常、愛人稼業のろくに働いてもいない若いお姉ちゃん、または大学生を切る場合、綺麗に遊ぶ昔気質のパパならば、1年間の生活費は渡すと思われます。その後、独り立ちできるまでの生活費、または資格取りたいと言ったら、学費を出すのではないかと。←ホテルラウンジでお茶してると、時折、そういうお話をしている年の差カップル見ますよ…。ホテルなだけに!なの??

杏子の場合、中年で自立した働く女性とは言え、「子供を産める時期を潰した。」、「犯罪に加担させた。」、この2点は大きい。

「男は〜」と帆花ちゃんをウンザリさせる薀蓄をたれ、「男尊女卑」と「甲斐性のあるパパ」を標榜する誠ならば、どのようにしなければいけなかったか?

せめて1本(1000万円)は渡して、会社たたませて海外に高飛びさせるですよ。インサイダー取引に加担させられた杏子も取り調べ受けることになるのだから。「君には感謝している。」と言うなら、それくらいして頂かないと。口止め料込みの手切れ金なら1000万でもお安いわよ。

これくらいの甲斐性がないのなら、浮気などなさらないで頂きたいわ。8年支えて犯罪にまで手を染めた愛人に、礼をつぅくぅせぇ!この甲斐性も気概もないクズ男ぐぅはぁっ!←Aile, 「屋根裏の恋人」の感想に不倫や浮気に対するスタンスを書いてきませんでしたが、お互いが本当に好きなら「どうぞ、ご自由に。」です。但し、子供がいる場合、お子様方にあまりに辛い思いをさせないという条件付きで。辛い思いをしないわけないでしょうけど。

愛人や水商売の方々へのスタンスは、相手が立場を弁えているのなら、夫がお世話になっているので其れなりに。

昔だと、本妻がお妾さんにお中元、お歳暮を届けさせたり、庶子を本宅に呼んで可愛がったりというお話ありますよね。Aileは、祖母から「おじいちゃんが酔ってホステスさん方に送られて帰ってきたら、家に上がって頂いてお茶漬けを出したものよ。ホステスさん方も『奥様、私達は何処に行っても酷い扱いを受けるのに…。』と喜んでくださったわ。だから、Aileちゃんも夫がお世話になっている水商売の人に絶対、嫌な顔をしちゃ駄目よ。」と言い聞かされて育ちました。おかげ様で、祖父の転勤の際にはいつも大勢のホステスさん方が見送りに来てくれて、たいそう華やかだったそうです。ママンは「お父さんは人気者なんだな(๑˃̵ᴗ˂̵)❤️」と嬉しかったそう。古き良き昭和ねぇ。

という訳で、翼くん!安心して⭐️翼くんが、銀座、六本木に出かけて深夜まで帰ってこなくても、Aile, 鮭の皮カリカリに焼いてお茶漬けスタンバイして待ってるから(๑˃̵ᴗ˂̵)⭐️水張ったバケツ(ぶっかけ用)なんて準備しないから(๑˃̵ᴗ˂̵)⭐️←本当か?

 

上手く別れたいのなら、1本以上の手切れ金+海外高飛びエアチケット、もしくは、杏子の惚れた弱みにつけ込んで、「憐れで馬鹿な俺」演出、衆目に晒されて土下座&手切れ金無し、このどちらかですよ。「あのマッチョ思考の誠さんに私ったら、こんなことさせて…。」って、杏子の「別れない。」もトーンダウンしたのではないか。

それが300万渡して、一方的に「もう会わない。」ですもの。馬鹿な男性よね…。

勿論、衣香は杏子に慰謝料請求できますが、只今、衣香も間男にとち狂い中。金額的に差し引き、どないな感じに?

 

 

 ⭐️誠、杏子の電話を「もう連絡しないでくれ。」と、またもや一方的に切る。

釈放後、衣香のいるところで、そやって切りました。殺人、インサイダー取引で頭働いていないのでしょうが、馬鹿よねぇ。「家族を守る。」って、どの口が言うたん?これは、杏子が女の怨念派なら一家惨殺されるでしょ…。

 

映画にもなった角田光代「八日目の蝉」 の元になったと言われる「日野不倫OL放火殺人事件」を思い出しました。後追いで知った1993年のこの事件、ゴシップ好きのAile, 週刊誌を立ち読みしていて知りました。

同じ会社の上司と部下であった2人が不倫をし、部下であった女性が上司の家に放火。上司のお子様方2人が焼死した事件です。

入社したばかりの真面目でおぼこい女の子が(初めてお付き合いしたのがその上司らしい)、ありがちに「妻とは別れる。」を鵜呑みにし、中絶を2回させられ、今回の「屋根裏の恋人」同様、本妻、夫、愛人、三者会談を行い、また本妻から電話で何度も罵られ、「私は子供を2人産んで育てているけど、貴女は子供を2回妊娠して、2回とも胎内から掻き出す女だ。」かなんか鼻で笑われただか、なじられただか、公式資料を読んだわけではないので真偽のほどはわかりませんが、そんなん言われたそうで、犯行に及んだ非常に痛ましい事件です。因みに加害者は無期懲役です。

週刊誌に掲載されていた加害者女性の手紙の文字が泣いていたのです。すんごいびっくりしました。記事も手紙も読まずに文字見た瞬間、「泣いてる。」と思いました。怖かったわよ…。

 

帆花ちゃんとひょろりん息子が無事でよかった。誠と衣香、上げなきゃいいのに杏子を家にあげ、わざわざ夫婦vs愛人の構図を作りあげて、杏子が「(誠さんの為に)汚れ仕事までやって。」(ニュアンス)と言っているのに、「もう会わない。」、「帰って。」&ビンタですよ。もう、アホかと。弱みを握られているのに、追い詰めてどうするのかと。窮鼠猫を噛むのよ!衣香、後から慰謝料請求するにしても、ここは「ご迷惑おかけして…。」って、取り敢えずは宥めましょうよ。で、自分も樹と不倫してるくせに、「帰って。」&ビンタで躊躇なく本妻感出す図々しさって何なのよ⁉︎

コメントするのも嫌なくらい下品で下衆な登場人物達ですが、千鶴子先生と杏子はまだ時々、まともなことを言います。しかし、西條夫妻は本当に下卑ている。似た者同士。自分勝手で人を人とも思わない、卑しいクズ夫婦です。←殺人犯と「殺人犯でも愛してる」だものね…。この夫婦の倫理観の欠け方って、自分勝手具合がサイコパスな犯罪者メンタリティに近い。だから、嫌悪感凄かったのかしら。まぁ、近寄りたくないし、反応もしたくありませんよね。

 

 

⭐️衣香「殺人犯でも愛してる。」→樹、「殺人犯でも情はある。」→誠(多分)

衣香にとって「殺人」は、この程度のことなのだろうか…。今までは、衣香を筆頭に登場人物達が何かほざいていても「はいはいはい(棒)。」と流しておりました。それより、衣香のエイジングサインに釘付けだった。しかし、衣香の台詞「殺人犯でも愛してる。」に至っては、更年期性欲狂い咲きサンダーロード☆通り越して、◯チガイだ、この人…と思いました。

この後に及んで、加害者家族である衣香が間接的とは言え、誠が犯した犯罪の被害者家族である樹のところに行ったら、頭おかしいでしょ。

冷静に考えちゃうと、見どころよー、皆さん!衣香が樹について行ったら、石田さん、色惚けサイコパスどすこい母ちゃんと云う、稀代の珍役を演じたことになります。もう、そうなったら、アダルトチルドレンと遺伝についても考えなくちゃいけないじゃないの!

全国のお母様方に告ぐ!スーパーの店長とも屋根裏の変質者とも駆け落ちしてはなりません!!帆花ちゃん、既にだめんずウォーカーに育ってるし!お子様方に与える影響考えて!マジで!!

 

西條家は、最終回を犯罪加害者家族として迎える。千鶴子先生主催サマーガーデンパーリーに現れた「瀬野さん」の父親は、法には問えないが自分の父親に間接的に殺されたと知り、帆花ちゃんとひょろりん息子は何を思うのか?←知らないで終わりそうだけど。

皆さん、来週は、リアタイしながら観ましょうね❤️

 

⭐️おまけ⭐️

衣香と誠は同じ、樹と杏子は同じ。

今更ですが、西條夫妻はW不倫夫婦です。今回、愛人・杏子と間男・樹が家に乗り込んできたのは全く同じ構図です。違うのは、現時点で誠は杏子を拒否し、衣香は樹を受け入れている点です。しかし、これとて危うい。皆さんがご覧になってきたとおり、衣香は「血が騒ぐの!貴方を求めて狂ってしまうの!」⇆「やめて!」のグダ滅ループですから。いつ、「やめて!」となるかわかりません。

世の奥様方が「薄汚い不倫のくせに!すっこんでなさいよ!泥棒猫がぁっ!」と愛人・杏子を批難すると同時に、「樹いいなぁ。純愛よねぇ。」と本妻・衣香を肯定することはできない関係設定になっているところが大変面白い。衣香と樹の関係を肯定し、誠と杏子の関係を否定すれば論理的に矛盾が生じます。両方、不倫だから。母ちゃん達が、うっかり都合良くドラマに耽溺することを許さないイケズ設定も屋根裏らしいです。

 

 

 

追伸

翼くんも「作品の世界感(この場合、どちらなの?世界観?世界感と世界観の違いについては、平野啓一郎さん:芥川賞作家。奥様でモデルの春香さんがえらいお綺麗。のブログでチェック⭐️)を通して楽しんで。」と言っているにも関わらず、真面目に考えちゃってすみません。大映ラママジック⭐️⭐️