Maison d'Ailes

今井翼にハマりそうな、拗らせそうな。一般目線とヲタ目線を行ったり来たり。ファン未満の葛藤。

Cher Marius Tsubasa Imai 今井翼主演「音楽劇マリウス」千秋楽 2017年3月27日

親愛なるマリウス翼イマイ

cherのスペルずっと間違っていたわ((((;゚Д゚)))))))!青ざめました。

女性形のchèreと混同して、それにしてもアクサン落としてると云う…。私のフランス語なんてそんなものよ、フフン♪ chere, 何それ?中性なの?翼くん、ゆるふわ乙女だからいっか。要らんeを入れる、発音しない語末のスペルtかsか迷う…フランス語学習者あるある。

今井翼に嵌りフランス語をサボって早4ヶ月、そろそろ私の深間の男、le français フランス語(は男性名詞です。)の元へ帰らなければならないかもしれない。

 

さて、千秋楽。1番書きたかったことは前回のエントリーに記したので、その他、千秋楽の翼くんに対する感想を。

 

「C'est parfait!Matinée et Soirée du 26 mars 今井翼主演『音楽劇マリウス』」で、前楽、大人の男前マリウスになっていたので、前半、後半の成長幅が見られないと書きました。

 

千秋楽の前半、マリウスは少し明るかった。19日の漢マリウス(万人受け)みたい。でも、ファニーの幼馴染のお兄ちゃん感はなくて。少し子供っぽいかな?と思っていました。前日、「寅さんに届いた⭐️」と云う先入観があったので、「そこまで明るくして寅さんに寄せていかなくても…。」とも。

 

周りの役者さん方が千秋楽、若干大袈裟でコントみたいなことになっていたので引きずられたのかもしれません。翼くんは普通だったけれど。

 

初日の演者、観客共に上ずって興奮している感じは好きだけれど、千秋楽の「何かやってやろう。」と云うはっちゃけた感じはあまり好きではないかもしれません。千秋楽が最初で最後の観劇になるお客様もいるわけだし、作品を普通に楽しみたい方もいらっしゃるわよね。ま、そう思うなら千秋楽だけしか観ないってことはないか。

 

でも、後から気づきました。翼くんはマリウスの成長も見せたくてあの前半だったのかしら?

 

千秋楽を集大成にしたかったのね⭐️真面目だわ❤️

リリカルマリウス、激情マリウス、漢マリウス、スタンダードマリウス、泣きのマリウス、男前マリウス…色々なマリウスを観てきたけれど(毎日、観劇なさっている方と少しお話したのですが、やはり、いつから違うマリウスになったかお判りでした。私は観に行けない日もあったので「あ〜、昨日からだったのだわ。」などと観られなかったマリウスに身悶えていた。)、過去のマリウスの顔も覗かせてくれて嬉しかったです❤️

 

2017年、最後のアンダルシアに憧れるフラメンコ。←来年もあるといいな❤️

踊りと歌に加えて演技が入るバージョンでした。カテコでフラメンコはしっかり踊るので(カテコは今井翼として踊っているのか、マリウスとしてなのか分からない。今井翼?でも、マリウスって言われてるわよね。気にしなくていいんだわ、エンタメだから。)、個人的にはこちらのバージョンで良かったと思います❤️何となく、その手法はバレエっぽい。沢山観たけど、このバージョンは千秋楽含め2回しか記憶にないのでレア⭐️

 

最後のアンダルシアフラメンコ、マリウスは「闘い」をしているように見えました。「海に出たい。船乗りになりたい。」でも、父やファニーに後ろ髪引かれる。自分の夢を実現する為に「マルセーユへの愛着」と闘っているようだった。

ちょっとだけ泣きそうな顔で、汗をかいていて可愛いかったの。アンダルシアフラメンコは、観た中では激しくて格好良いのが99%でした。マリウスの新たな一面、激しさを表す場面になっていたと思います。

でも、この日は取り組み方を変えて、前半マリウスのキャラクターそのままに踊ったのかなと思います。「これを観るのはもう最後だ。」、「翼くん、最後にまた新しい試みをしているんだ。再演の際に繫げたいんだ。」という感慨で涙が溢れました。

 

後半全編これ全力投球⭐️

 

語るように歌う。

「芝居から派生した表現方法としての歌。」翼くんはto baseでそう言っていました。

ミュージカルではない音楽劇としての試みは一定の効果を上げていたと思います。判るのだけれど、台詞と歌の境目が曖昧で(しかし、山田ファニーは往年の日本映画ヒロインのイントネーションで台詞を言っている為、マルセーユに帰ってきたマリウスがファニーにキスしようとして「やめて!」と発するのは歌なのか台詞なのか最後まで判別不能であった。)、台詞=ソロ歌唱は、役の感情で音程がぶれるのもまた味わい深かった。音がぶれるからこそ、役の遣り切れない感情がより強く伝わってきていました。

 

マリウス自身、自分の想い全てを言語化出来ているとは思えません。台詞の裏側にある言えなかった想いまでもが、翼くんが全身を使って歌うことによって観客に届く。観客も言語化出来ない想いを受け取る。

マリウスの想いがそのままダイレクトに私の身体に入ってきていました。翼くんの歌はそういう歌。

 

渾身の「麦わら帽子を被った♪」をありがとう。

 

公演前半と比較すると声量は落ちているのだろうけど、千秋楽の翼くんの歌は「音楽劇」の役を伝える表現として出色の出来映えであったと思います⭐️溢れていたわ、マリウスの想いが⭐️

 

あと、公演中、喉の調子がよろしくない時の歌い方と云うのも翼くんは確立しているのだわと思っていました。手法、芸能生活22年の技量と申しますか。

 

 

マリウスとファニーが抱き合う場面。

2人が熱くなったのは、やっと、やっっっっっと26日、千秋楽の前日からなのですよ!!皆さん!!!

それまでは、「あなた達、本当に愛し合っているの⁈」と思っていました。2人共、形式通りというか「今日はこうしてみようね。」と話し合ったのかな?と演技してます感が非常に強かった。

それがあなた、前日からは「少し長いのではなくて(怒)⁉︎」と私が嫉妬し始めるほどの出来映えに。

キスシーンも前半は、「頬っぺつけてるだけじゃない。丸見えよ…。」だったのですが、26、27日はお口の横あたりにはちゃんと翼チューしてたと思うわよ❤️お口かもしれないよー。

良かった。最後、ちゃんと2人が恋人同士に見えるようになって❤️と妄想糟糠の妻が安堵したのも束の間、私を膝から崩れ落ちさせたのは←座ってたけど カテコでの瀧本美織のこの一言だった。

 

「翼くんが…」は⁈ くん⁈ 

シメちゃんファンを両脇に抱え、1階後方(寝坊して一般販売だと千秋楽取れる席はこんな感じよ。)に陣取っていた私は「え⁉︎」と声が出ました。

最前列じゃなくて良かった。最前列で、渓谷のように深いマリウス皺を眉間に刻み、見た者を石に変えるメデューサのような眼力で瀧本美織を睨みながら「は?」と言わないで済んで良かった。

 

「くん」⁉︎ 座長、今井さん、翼さんじゃないの?貴女、翼くんより10才近く年下じゃない。どうしてそんなに馴れ馴れしいの…?

 

 洋次、男と寝たからって一夜にして「私、貴方に抱かれてから、世の中のことがよくわかったの。(=大人になったの。しかし、気持ち悪い台詞よね…。)」なんてことは、ありえないのよ。

でもね、一夜にして馴れ馴れしくなる女は(結構)いるのよ!!!!!!!

 

瀧本美織、ふてぇタマだとは思っていたが、ガヤさん(キスマイ)とフライデーされて、次は翼に…?

あなた、この舞台、禊だと言われていたでしょ?ジャニーズキラーになるの(怒)?工藤静香なの?←植草さん、諸星、キムタクらしい。

 

疑念で瀧本美織への好感が一気に霧散したカーテンコールなのでした。正直言って、カーテンコールで1番の印象がそれ。

ま、ずっと焚き付けていた私が嫉妬するほど良いラブシーンを演じられていたということで、1つ宜しなに❤️


 

 本編劇中の翼くんに特化したマリウス観察日記(でしたよね…。)もこれでお仕舞い。

前回のエントリーはシリアスに書きましたが、今回は、楽しい今井翼レプリカ遊びに勤しむ拗らせリア恋❤️エリート上位4パーの人間らしく、最後は焼きもち❤️で締めてみました。

 



Marius Tsubasa, merci beaucoup et à bientôt un jour!!

↑スペルを大胆に間違えていたのでやや慎重。