Maison d'Ailes

今井翼にハマりそうな、拗らせそうな。一般目線とヲタ目線を行ったり来たり。ファン未満の葛藤。

マルセーユの人々へ vol.2、今井翼主演「音楽劇マリウス」

スピンオフ「オノリーヌとクロディーヌ」は、オノリーヌがファニーのパパに恋をして、クロディーヌと恋敵になって大騒ぎ!の後、ファニーが生まれて教会の鐘がカラーンコローンとなったところでラストはいかが?←マリウス「教会の鐘がカラーンコローンとなったんだろ?何度も聞いてるよ、その話は。」

とうとう、妄想2次創作を始めてしまいました⭐️いいじゃない、洋次だってファニー像を変えてパニョルの2次創作、ファンフィクションをやったのだし。

あと「ピコアゾー」、「ブラン氏の1日」と「プティとニャ」(シメちゃんファンは見たいよね❤️)、「実業家オノレ・パニス」、「Ma Barque(マバrク 俺の渡し船)」(ファニーの「船は女性名詞だけど貴方にとっては女なのね。」と云う台詞にも「ん?」と引っかかっていた。海じゃなくて?一般的にun bateau. 船は小さいボートみたいなの以外は他の種類もほとんど男性名詞。専門用語的な特別な名詞があるのだろうか。)、「フランス共和国の郵政事業に携わる者」…、オムニバスで映画にならないかしら?

⭐️渡し船の船長さん、エスカルトフィグ船長: 有薗芳記
幕が上がって薄い御簾の向こうに船長さん。いつも中腰が大変そうだと思っていました(笑)。  

マリウス、セザール、ファニー、パニスに一歩下がって、物語の展開に絡んではきませんが「マルセーユの人々」を表す役どころです。
ブラン氏が静、船長さんが動。声が大きくて、べらんめぇで港町の名物おじさん。でも、マリウスから手紙が来たセザールを1人で読みたいだろうと気遣う優しさや孤児のプティを引き取る義理人情もある。

お仕事が暇だから、Bar de la marineに入り浸り。「音楽劇マリウス」には1931年を感じさせる台詞は殆どなかったのですが、船長さんだけが近代化していった時代や当時の時事を語る存在です。

渡し船から鉄橋へ「便利が何だ!」と叫び、マレジー号は税金使って市長の演説かよと毒づく。これぞCitoyen, スィトワイヤーン!!
「La Marseillais」をプティと一緒に「マールショーン!マールショーン!カーンサンアンプー!進もう!進もう!汚れた血(敵のね。)で(我らが畑の畝を満たすまで。)」歌っていたからではありません。
船長さんの孤児を引き取る大きな愛と人情、荒い口調、世情への反発(何かというとデモとストライキ。今はパリ在住華僑がやってますね。)に地味にフランス人の熱き血潮を感じておりました。マルセイエってこんな感じ?有薗さん、bien joué!

⭐️プティ:七五三掛龍也
シメちゃんファンの可愛いらしいお嬢様方にお伝えしたい。

9日、セザール父ちゃん、船長さんがプティの歌の後、拍手する演技がまだ無かった頃のお話です。その日は都民観劇day, お芝居好きなご年配客が多かった日。
シメちゃんが心洗われるような綺麗な声で、「イギリス人は〜 I love you〜♪ フランス人は〜 Je t' aime 〜♪」と朗々と歌い上げたところ、自然発生的に拍手が起こったのですよ❤️本当に自然に。シメちゃんの歌、ジャニヲタ以外の老若男女にもしっかり伝わってたよ❤️

そして、22日。カメラが入っていた日です。
この日のシメちゃんもご立派でした。他の役者さん方が緊張からか力みからか様子がおかしく、ハラハラするような展開を見せた中、シメちゃんは堂々たるものでした⭐️この回の前半、良かったのは美織ちゃんとシメちゃん。
根性据わってる、ハートの強い子なのね⭐️と思ったわ。お嬢様方、あなた方の選んだ男の子に間違いはないわよ!!!

プティ、物語の安らぎでしたね。
プティがいる場面は、物語が賑やかに激しく進む中、ホッと息をつける緩急のポイントになっていたような気がします。ハウス食品 世界名作劇場(若草物語小公女セーラ、ラスカルなどのあの枠)のような良質のアニメに出てくる男の子みたいだった。

シメちゃんファンの可憐なお嬢様にも出会いました。清楚で清潔感があって優等生っぽくて、一所懸命お出かけの準備してきたのかな?って感じで。
お行儀良く舞台を観て、シメちゃんが出てきたら一心に観て、静かに泣いて。シメちゃんが膝の上で工具を拭き拭きするのも集中して観ていて…。
そのいじらしさに触発され、私も「マリウスとしてどうか?」と観がちになっていたのが「翼くん…(涙)。」と翼くん観る回になりました。

あと、2回すっごく綺麗な子を見たの。年の頃は20代前半、顔は見ていないのだけど、首が細くて白くて、髪の毛がサラサラで、絶対美女だわ❤️ってお嬢様を。後ろ姿だけで惹きつけられました。←変態。一緒にいらしたお嬢様が10代に見えたのでシメちゃんファンかな?と。

シメちゃん、素敵なファンが多くて未来のお嫁さん選び放題じゃない!←? この幸せ者め❤️
は!シメちゃんじゃなくてファンの話に。ファンも含めて可愛いらしいプティなのでした。

⭐️郵便配達:  北山雅康
いつも笑い声が起きるポイントで何が面白いのかよく分からなかったりしました。パニス「あの先生は腕は悪いけど、人柄はそれなりだよ。」とか。
逆にクロディーヌがファニーの妊娠に対して「まず、後始末を考えなければ!」(新しい命に後始末って!)、1ダース240フランの注文も父ちゃんがガーガー言う前、マリウスの「240本」が笑うポイントでした(1ダース12だから。)。

でも、「この制服をきでいるかぎり、わたすは職務の奴隷ですが、そごんどこはちょっとあだまを使って頂ければ、どうにかならないこともウニャウニャ。」はいづも変わるし、楽すみにしでいますた。
北山さんが全身を使ってコミカルに演じる「フランスきょーわごくのゆうせいずぎょうに携わる者」は、プティと同様、物語の安らぎであり、快い笑いの場面でした。

⭐️ジプシー: 佐藤先生
佐藤先生、良い人なのだろうなぁと観ていました。そして、先生の細さに驚愕!シメちゃんくらい?
フラメンコの場面、ジプシー先生は踊りを誘導するように手を叩き、声を掛けて盛り上げてらした。翼くんと美織ちゃんはどれだけ心強かったことか。「360度!」と聞こえてきた時は笑いましたが(笑)。
 
カテコで翼くんとフラメンコを踊ってくださって嬉しかった❤️本当にありがとうございました。

⭐️ジプシー: 石塚隆充
カンテを初めて聴いたら好きでした❤️
私には、そういう難しいことはよくわかりませんが(こん平です。チャーザー村とは、今は無き新潟県刈羽郡千谷沢村ちやざわむら です。裸の大将、山下清の貼り絵「長岡の花火」で有名な長岡市に編入された。)、遠い記憶が呼び覚まされるような歌声とメロディでした。他の曲も聴いてみたいと思ったわ。石塚さんも格好良い⭐️と思って観ていました。←2012年の翼くんが大好きな私の男性の趣味がお分かり頂けたでしょうか?

場面転換にフラメンコやカンテ、カンツォーネを使う演出は、贅沢で素敵でした❤️洋次、それは好きだったわよ❤️

⭐️ジプシー: 工藤朋子
フラメンコをまともに観たのは初めてでした。そして、フラメンコについて私は何1つ知りません。

不穏な気持ちになりました。工藤さんのソロにどのような曲が使われていたのか分かりませんが、「怒り」、「苦しみ」、「口惜しさ」何らかの負の感情(と書いてて思いましたが、佐藤先生なら「負(マイナス)」という捉え方すらしないのだろうな。)を表すものだったのかな?と思います。それだけ魂のこもった踊りであったと。カテコ、翼くんとの踊りは華麗で楽しいように感じました。
フラメンコって、感情表現や自己表現、生きざまを表す踊りなのだわとあらためて思いました。

津軽の方なのでしょうか?それとも南部?東北美人のお顔立ちですよね❤️←藤あや子鈴木京香参照

⭐️カンツォーネを歌う酔っ払い船員 :
山本航輔
「オイマ〜リ〜♪ オイマ〜リ〜♪」の方です。まろやかで優しい歌声でした。

Oj' Mari, oj'Mari 
Quanta suonno ca perdo pe'te
Famm' addurmi abbracciato un poco cu te
Oj' Mari, oj'Mari…
-Maria, Mari!

こんな歌が窓の下から聞こえてきたら、聴き惚れますね❤️拍手して、お金チャリーンチャリーンと投げつけて、きっと私もセザール父ちゃんに怒られる。



追伸
首は頚椎捻挫ですって。何それ?マリウス皺にマリウス捻挫…。でも、大分良くなりました。病院に行って整体に行きました。
寅さん好きの楽しい先生から(渥美清が亡くなった日はあまりに悲しくて柴又に行ったのですって。しかし、悲報で柴又は観光客で大盛況。それにまた淋しさを覚えたそう。)、「今度は◯◯回(観劇回数−1)にしたら大丈夫⭐️」と言われました。先生のそういうところが大好きです❤️謝謝❤️