Maison d'Ailes

今井翼にハマりそうな、拗らせそうな。一般目線とヲタ目線を行ったり来たり。ファン未満の葛藤。

魁‼︎男塾、今井翼主演「音楽劇マリウス」

パンフレットを初めて読んだのは、千秋楽から1週間後のことです。そこで翼くんは、「男のロマン」、「憧れ」、「祈り」について言及していました。

 
事前にパンフレットを読むことなく、26日、千秋楽の観劇で「男の美学」、「男の在り様」のような当たらずとも遠からずと云うところまで辿り着けたので(ちょっと違うけど「男の◯◯」までは。)、翼くんがマリウスに感じたこと、マリウスで表現したかったことは、お芝居だけで私に伝わってきたと言えます。凄くない?今井翼
ずっと「父子の情愛」と「マリウスの成長」がテーマだと思っていて、よもや、最後そのようなものに到達するとは思ってもみませんでした⭐️
 
 
千秋楽の最後、マリウスはきっぱりと男らしく最高に渋かった。原書を読んで「男らしい。」とは感じなかったけれど、マリウス、セザール、パニスの男3人で終わる最後に「渋いわ。」と云う印象を持っていたのです。翼くんも私側に寄せてきた❤️いえ、2人で寄せ合った❤️?←いつもの調子です。
 
冗談はさておき、翼くんも昨日のto baseで仰っていましたが、この舞台は確かに男性の方が共感しやすく、理解しやすかったかも。(翼くんは、「マリウスは」って言ってたかな?)男性の方の感想で「男にこそぜひ見て欲しい。」ってあったわ。マリウス、セザール、ピコアゾー、どの役にも感情移入しやすいかもしれません。女性と違い、男性の社会における役割、生き方は大昔からあまり変わっていないから、山田ファニーのように現代人とあまりにかけ離れていて理解し難いと云うこともなさそう。
 
 
 ♪おーとこにはー 自分のー せーかーいがー あっる♪
♪たとえるーならー 空を駆ーけるー ひとすじーの流れ星ー⭐️←流れ星よ?かっこよくない?
♪孤独なー 笑ーっみをー 夕陽にー さらしてー♪
♪背ー中でー 泣ーいってーるー おーとこのー びーがくー♪
(「ルパン三世のテーマ」より)
 
 
と書きつつ、歌詞と違う曲を。
中納良恵カバーのルパン三世「愛のテーマ」です。眠れぬ夜に似合うかしらね?
 
 
開幕前、「普遍的なものなんて、そうそう簡単にある⁉︎」と翼くんにさえ噛み付いておりました。(♪ぼくの手に 噛みついて オーナイロン♪©️小沢健二「今夜もブギーバック」♪夜の半ばには 神様にありがとう♪のとこが好きです。真夜中のクラブでそんな多幸感に満たされた経験が皆様、おありではないでしょうか。カーカーカラスが鳴く薄青い早朝の帰り道、お懐かしゅうございますね。)ごめーん❤️
 
男の世界にはあるのかもしれません。古今東西、定型の男のロマン、憧れ、美学が。
好きな女性の幸せを願い、でも結ばれずに自分の道を選ぶの。
 
寅さんもルパンも格好いい⭐️James Bondも(じゃない方の彼が007が大好きで、ほんとにびっくりするほど大好きなの。一緒に映画を観て驚きました。あんなにも憧れの眼差しで溜息をつく彼は初めて見ました。私はあんなアクションをしても平気なパターンのトム・フォードのスーツ凄い!と観ていた。)。私にはね。よく知らないけれど、男性が幼少の頃より触れてきた書物や映像にはもっとこの類型は有りそう。
 
 
現代社会においてさえも一般的に男性の人生は女性より選択肢が少ないのが現状で、逃げ場がないように見えます。逃げてもいいんだけどさ。
 
私、フェミニストではないのですよ。ちょっと大きい会社や公的機関なら管理職の女性比率は決まっていて、実は男性と女性は別枠での戦いだったりします。不平等だと思います。優秀な男性がやる気削がれることもあるでしょうね。どう頑張っても女性は男性より体力がないし、産休育休のブランクができる人もいるし、それを無視した女性の登用(だけ)促進は乱暴な話だと思っています。
 
男性は、女性より人生の選択肢が少なく(子供を産む産まないでまず1つ、「働かない」選択をほぼ出来ないところで2つ。)、耐えなければいけない人生の局面も多い気がする。
2015年の統計で日本の雇用者(雇われて報酬を得ている者)は約83パーセント。こちらは男女の別ない数値なので、男性に限ればやはり9割近くが会社員になるのではないでしょうか?で、サラリーマンの最優先順位はなーんだ?って言ったら、仕事でしょう。プライベートも大事ですが、人の生き死にや大手術以外は大抵仕事優先。
仕事は、生き甲斐や自己実現の術、夢、もしくはお金を稼ぐ術、呪縛。

どちらにしても、女でも何でも結構ですが何らかの脇道に一時逸れたとて、男性は否が応でも(大抵)自分の道、仕事に戻らなければいけないのです。そのアティチュード自体を肯定しなければ、やってらんないことでしょう。

だから、共同幻想のような定型の男のロマン、憧れ、美学が成り立つのかな?と思いました。
よくわかんない。どなたか男性の方のお考え、しるゔぷれ❤️
追記 :第2回ツバサイマイ公会議(今井翼の今後の方向性について私とじゃない方の彼が話し合う余計なお世話会議)において、じゃない方の彼は「あぁ、そうだと思う。」と言っていました。「でも、実際には難しいね。」って。
 
 
「音楽劇マリウス」は、今井翼柄本明によって、普遍的な「男の格好良さ」も見せてくれたのです。
最終的には、それがテーマであった気もする。それでこそ翼くんが演じた価値もあるわ❤️と千秋楽から2週間経った今、思います。
 
マリウス最後の表情には、一人前の男として独り立ちする覚悟に加え、自分自身の夢、男のロマンを今一度思い出し、その世界へまた新たに飛び出していく覚悟もあったのかもしれませんね。
 
再演の際には、どうか男性にも大勢お運び頂けますように❤️←祈り⭐️
 
 
 
追伸
対して、女のロマン、憧れ、美学とは?
多様性に富んでいて、女の世界に定型はない。さくら、不二子ちゃん、各種プリンセス、自分の祖母、母、女子アナ的生き方、マイフェアレディ(シンデレラね。)、獅子座の女ココ・シャネル、ホリー・ゴライトリー(寅さんです。)、ペニー・レイン(グルーピーです。)、ボンドガール、ボンドガールよりW0のナンバーが欲しい人(私です。)、エトセテラ、実に様々!
 
 
 追伸2
私、今井翼とマリウス、好きすぎでしょ❤️