Maison d'Ailes

今井翼にハマりそうな、拗らせそうな。一般目線とヲタ目線を行ったり来たり。ファン未満の葛藤。

Sorry, I'm Booked up

Stay home!

緊急事態宣言も月末まで延長、翼くんもリモート飲みでおうち時間楽しんでますね。いつものお取り寄せも。

佐藤先生のモジャモジャヘアがキュート!小窓の翼くんは自然体。ブラックレザーのソファが翼くんぽいわね🌟ってところなのですが、Aileが本日、申し上げたいのはですね、翼くんからブックカバーチャレンジのバトンを受け取った、親友 藤間清継さんのご本紹介が素晴らしく、すんばらしく!素敵だと云うことなのですよ!!!!

これは、真に本を読まれている方。1冊表紙だけを7日でいーよー🌟と云うバトンなのに関連図書を併せて5冊から10冊紹介せずにはいられない溢れ出てしまう本好き。系統立てて、きちんと本を読み、専門知識を深め、読書範囲を周辺領域にまで広げ、内的世界を豊かに、確実に形成なさっている方の読み方です。えー🌟翼くんたら、学究肌の良いご親友をお持ちなのね。

 

単品で本を紹介された場合、なかなか読んでみるまではいかないものです。しかし、藤間さんが惜しみなくご紹介くださったセレクトには新発見があり、大変興味をそそられました。テーマごとに複数冊の関連図書をご紹介くださっているので、本だけでなく読み方も見えてくるからです。1つの図書群のテーマ同士も関連づいてはいるのですが、ひょっこり不思議なテーマが突然現れるのが興味深かった。藤間さんの中では何らかの共通項があって選定されたテーマだと思うのですが、その関心の飛躍ぶりが面白かったです。久々に読みたい本をご紹介頂けて、Aileはとても嬉しいです。わーい!藤間さん、ありがとうございます🌟

まず、古書、講談社文芸文庫を押さえていらっしゃるところが堪らない。嗚呼、Aileも古書が好きー。本屋さんも古本屋さんも好き。明治、大正、昭和初期の香りが漂う祖母の話をよく聞いて育ったので、それらの時代は私にとってそう遠い昔ではない。好きな作家の家族が書いたとうに廃刊になった随筆、住まい近くの当時の風俗史などは特に身近に感じられます。藤間さんたら、本を「書物」とお書きでした。好ましい古風な言葉遣いだわー🌟

そんで、講談社文芸文庫はセレクトがとても良いのです。青空文庫にはない、他社の文庫本にもない、全集にしか入ってない!全集は絶版。一体どうしたらいいの?図書館のご本はボロボロで嫌ぁっっ…!(誰かの本であった古本は大丈夫だけれど、不特定多数に触られた図書館の本は間違ってもベッドで読めない方いらっしゃいません?Aileはそうです。)みたいな時に使い勝手の良いシリーズです。簡単には読めなくなってしまった文芸作品を新品で手に入れられる幸せ🌟

そして、ご紹介の本のラインナップが実に楽しい。藤間さんの人生のテーマであろう踊り、芸能を多角的な視点から見つめていらっしゃいます。

踊り、芸能の歴史、風俗史、評論、先達の心得や生活の聞き書き女形(って呼んでいいもの?)を演じられる際のご参考にか芸妓さんの随筆、樋口一葉、木村孝、明治美人の紹介本からの寂聴先生(寂聴先生よく存じあげませんが、女の情念、太々しさのご参考に…?)。

踊りに大切な体の使い方に関わる全筋肉解説本にメンテナンス本。『筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト辞典』は欲しいー🌟マッスルー!←?

三島由紀夫(内容、思想はともかく、現代文では日本一格好良い!随一のスタイリッシュな文章に畏敬の念を抱きます。小学生時代の作文を読んでも「何この神童。」ですが、20歳の時に書いた『岬にての物語』も文章と言い、構成と言い、何もかもが美しく上っ手いー🌟!若き天才❤️←一体、誰に対して物を言っているのか。と崇めている作品です。純文学ぞ良き❤️ですが三島由紀夫の書く娯楽小説もスラスラ読めて洒落ていますよね。『命売ります』『三島由紀夫のレター教室』『音楽』など。)、坂口安吾(神経衰弱をパーリ語を学ぶことで克服したと云う意味の分からなさ!仏典読むから?中学から高校にかけて、かなりの作品を読みました。『夜長姫と耳男』と『青鬼の褌を洗う女』が好き。しかし、相性が悪いのか結構読んだわりにはこの2作品しか分からなかった安吾先生なのであった。)、中上健次(痛ましい。)等の純文学がありつつ、芸術が爆発する岡本太郎先生が語る「日本の伝統」、戸田なっちゃん(何故?)と来まして、ハワイ本(翼くんの影響?PZのチケットも出てきてました🌟)。

能からの派生で仏教、ダライ・ラマ猊下梅原猛(先生と言えば、聖徳太子の『隠された十字架』。Aileは古の少女漫画好きなので『日出処の天子』経由で読んだ。)からの日本の歴史から、お茶目にひょっこりクラリオン星人!(クラリオン星はどちらの銀河に?ちょっと調べたら地球生まれのクラリオン星人もいるそうで、サイヤ人みたいな感じ?ドラゴンボール?日本でもリアルに宇宙作戦隊が出来ますね🌟衛星絡みですよね…。ふぅ。平和であって欲しいわ。)、エドガー・ケイシー(と言えば、ヒマシ油。まつ毛に塗ると伸びるのよ❤️)が現れてからの7日目最終日では『日本の霊性』に行き着かれています。スピリチュアルと云うわけではなく、能や武道における身体性を絡めた霊性のお話になっているようです。踊り、舞を多角的視点から照射した真ん中に浮かび上がったのが『霊性』なのであれば、んー、やっぱり神楽ってこと?って思っちゃう。このご本で『霊性』が何を指すかは不明ですが。

藤間さんのブックカバーチャレンジは、読書の前段階、本のご紹介だけでも連想ゲームのように脳を活性化させてくれ、なんだか発見と喜びがあります🌟

そして、婦人画報方面の奥さま方の必修科目、白洲正子。正子と言えば、能と骨董。以前、着物と骨董の本を何冊か読み、残念ながらいまいちピンとこなかったのですが、藤間さん、分かりました。Aile,『風姿花伝』を読みます。観阿弥世阿弥ー!これまた、藤間さんが「よく分からない時は、別の本を読んで前の本を読むと解ることがある。」(要約)とお書きだったのです。正子の書いたものって、感覚的でフワッとした印象なのですが、韋駄天お正が幼い頃から慣れ親しんだ能の、正子の夫である白洲次郎の言葉を借りればprincipleを知ると、感覚を共有しやすくなるのかもしれません。

他にも戸板康二氏、宇野信夫氏のご本も読んでみたいわ🌟と言う訳で、気になった方は藤間さんのブックカバーチャレンジ是非ご覧になってみてくださいねー🌟復活!tobaseの感想ラスト、枕話が2500文字を超えたので、これにて御免。

 

 

で、翼くんのブックカバーチャレンジ、3日目はどうなさったの?